『sutra スートラ』
アリ・タベ&ファン・ジャハオ&グアン・ティンドン インタビュー
少林寺現役武僧×現代アート&ダンスが魅せる極限の芸術
アクロバティックパフォーマンス『sutra スートラ』日本初上陸!
「少林寺」と聞いて何を思い浮かべますか?
強靭かつ柔軟な肉体を華麗に操る少林拳。優れた武術であると同時に、精神鍛錬の修行の場。映画でも多く題材にされ、少林寺を知らない日本人は少ないのではないだろうか。
でも、「少林寺とコンテンポラリーダンスの融合」「現役僧侶によるアクロバティックなパフォーマンス」となると、途端に“未知との遭遇”だ!
『sutra スートラ』は、2009年にロンドンで初演以来、世界60都市で大絶賛の旋風を巻き起こしてきた作品。現在もワールドツアーを継続する中、いよいよ日本初上陸を果たす! 続きを読む
「扉の向こう側」 壮一帆、一路真輝、紺野まひる&板垣恭一
インタビュー
壮一帆、一路真輝、紺野まひるという元宝塚歌劇団・雪組の男役・娘役トップの3人が、やはりミュージカル界で活躍する岸祐二、泉見洋平、吉原光夫3人を相手にスリリングで痛快なやり取りを見せるドタバタ・サスペンス・コメディ「扉の向こう側」。しかしこの作品、純然たるストレートプレイ。壮、紺野、一路に演出の板垣恭一が加わった座談会は、このキャストが集まったきっかけや“宝塚あるある”、演技・演出論も飛び出すバラエティに富んだ内容になった。
板垣 プロデューサーから話をいただいたとき、率直に面白い企画だなと思いました。お三方に限らずミュージカル界の名だたる俳優さんの名前が挙がってきて、こうなったら全員そのほうが絶対面白いでしょう!という話になったので、仮チラシにノリノリで「歌いません」って書いてね。
一同 (笑)。 続きを読む
「歴タメLive ~歴史好きのエンターテイナー大集合!~」
井深克彦&杉江大志&鈴木拡樹 インタビュー
今年3月に東京・EXシアター六本木にて上演され好評を得た「歴タメLive~歴史好きのエンターテイナー大集合!」の大阪公演が決定。歴史や偉人たちの、教科書には載らないようなエピソードを伝える「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」のライブイベント企画だ。
シリーズ初期から出演している井深克彦と鈴木拡樹は、前回の公演を新鮮かつ斬新なものとして振り返る。 続きを読む
直人と倉持の会 VOL.2 『磁場』 竹中直人&倉持裕 インタビュー
「舞台に立つことってほんとに照れるし、何をやっても苦しい」と言う竹中直人がそれでも舞台に立ち続ける理由は、倉持裕という最愛のパートナーの存在が大きい。2011年にスタートした生瀬勝久との“竹生企画”では倉持を作・演出に招き、これまでに2作上演。加えて2013年には別ユニット、その名も“直人と倉持の会”を立ち上げ、彼とのよりコアな演劇作りに励んでいる。
竹中「舞台は『この人』と思ったらその人としかやらない。短い一生ですからね。倉持さんともこれから10年はやっていきたい」 続きを読む
てがみ座 第13回公演「燦々」 長田育恵 インタビュー
文化庁芸術祭演劇部門新人賞、鶴屋南北戯曲賞と立て続けに権威ある賞を受賞し、その深い人間への眼差しに評価の高まる劇作家・長田育恵。自身の手がけるてがみ座の最新作『燦々』は、葛飾北斎の娘・お栄の青春を描いた物語だ。
長田「女性の劇作家として、女性の生き方や女性性そのものを主題にした作品をいつか書いてみたいと思っていました」 続きを読む
ロロ いつ高シリーズVol.3『すれちがう、渡り廊下の距離って』 三浦直之 インタビュー
三浦 とにかく青春モノが大好きなんです。映画にしろ小説にしろ、“青春”という冠がついてるものは問答無用で観る、みたいな人間なので。いつかそういう青春モノのストレートな演劇を作りたいなって思っていて、これでようやく始められたなって。 続きを読む
パルコ・プロデュース「露出狂」
中屋敷法仁×市川知宏×陳内将 インタビュー
9月30日(金)からZeppブルーシアター六本木で上演される、愛憎×群像×スポ魂活劇「露出狂」。サッカー部の部室を中心に、男子部員たちによる濃厚で複雑な人間関係が入り乱れていく中、人としての傲慢さやエゴなどさまざまな「青春」がぶつかりあう異色作です。今作は、市川知宏、陳内将をはじめとするキャスト総勢32名を3チームに分け、俳優たちの個性がしのぎをけずる仕掛け。23歳以下の若手俳優で構成されたU-23の上演回も用意されています。
そんな中、8月某日に行われた初稽古に潜入しました。当日は、出演者全員が初めて顔を合わせる日。座組みになっての読み合わせを行い、個々が練ってきた役のイメージを存分にぶつけあう緊張感のある稽古に。共演者の仕掛けてくるセリフの読み方に、驚きや笑いが混じり、出演者のボルテージが上がっていくのが見て取れた稽古でした。
今回は、初稽古を終えたばかりの、市川知宏さん、陳内将さん、そして作・演出の中屋敷法仁さんに作品への思いを聞きました。
舞台『鱈々』 山本裕典 インタビュー
韓国演劇界の巨匠・李康白が1990年代に発表した衝撃の舞台が、藤原竜也と山本裕典の舞台初共演で上演される。倉庫で働き、倉庫で暮らす2人の男。一人は職責を全うすることが自らの価値だと信じ、一人は退屈な日々を逃れる術を求めていた。そんな2人の倉庫に現れた、奔放な女と、その父親。少しずつ変化していく倉庫の日常は、どこに向かっていくのか。「いつか竜也くんと共演したいと思っていた」と話す山本裕典に、話を聞いた。
舞台『ガラスの仮面』
貫地谷しほり インタビュー
連載開始から40年、総発行部数5000万部を超える人気少女マンガを原作に、G2の演出で2014年に上演した伝説の舞台『ガラスの仮面』が、脚本と演出を一新しバージョンアップして再降臨する。見た目は地味で平凡なのに演劇に関してだけは天賦の才能を持つ少女・北島マヤに貫地谷しほり、そのライバルで演劇界のサラブレッド・姫川亜弓にマイコが扮するほか、メインキャストは2年前とそのままに、今回は劇中劇の『ふたりの王女』の場面をじっくりと、マヤと周囲の人々との人間関係をたっぷりと、そして物語の鍵を握る演目『紅天女』に関する重要な場面も増えるニューバージョンとなる。劇場が変わったことで、演出もかなり印象が違うものになりそうだ。東京での稽古を終え、大阪公演初日に臨む直前の貫地谷に、稽古の手応えや作品への想いなどを語ってもらった。
30-DELUX『新版 国性爺合戦』 清水順二&森大&田中精 鼎談
「笑って、泣けて、考えさせられて、カッコいい」、そんな芝居とド迫力のアクションが一体となったエンターテイメント作品を発信し続ける30-DELUXが2015年7月に新たな試みとして上演したDynamic Arrangement Theater『新版 義経千本桜』。歌舞伎の三大名作を独自の解釈と大胆なアレンジで上演し、公演は大成功!
その後、初の海外公演も果たし、その勢いはとどまることを知らない30-DELUXがDynamic Arrangement Theater第二弾として選んだのは近松門左衛門の人形浄瑠璃の傑作『国性爺合戦』。主演は『デスティニー』以来、3年ぶりの30-DELUX参戦となる佐藤アツヒロ。
いよいよ本格的な稽古が始まろうとする8月某日、主宰の清水順二、主要メンバーの森大、田中精に話を聞いた。 続きを読む