・インタビューしちゃいました!! 2015-09-25 18:13

『ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について』池田純矢・鈴木勝吾・井澤勇貴インタビュー

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池田純矢、鈴木勝吾、井澤勇貴。

若手俳優の中でもめきめきと頭角を現しつつあるこの三者が顔を合わせる舞台といえばミュージカル『薄桜鬼』などが思い浮かぶのだが、今回の作品は、3人がこれまで経験してきた現場とはひと味もふた味も違うものになりそうだ。

その名は「ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について~」。

脚本家、演出家としてはもちろん、作家やミュージシャン、コピーライターなどさまざまな顔をもつ奇才、故・中島らもが’92年に上演し話題を呼んだ作品だ。演出は中島とは知己の間柄であり、ストレートプレイ、ミュージカル、時代劇など多彩な作品を手がけるG2が担当する。 

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・インタビューしちゃいました!! 2015-09-18 19:35

『松下洸平 LIVE 2015 ~CALM~』インタビュー

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――俳優のイメージが強いですが、もともとはシンガーソングライターとしてデビューしているんですよね。

「21歳のときに“洸平”の名前でメジャーデビューして、1年ちょっと過ぎたぐらいでミュージカルのオーディションのお話をいただいてから、『あ、役者も面白いな』ということで、気がついたら役者メインになっていたんですけど。でも役者の仕事をしながらも曲は作っていたし、作ったらやっぱり聴いてほしいし。一番素に戻れる、ありのままの自分でいられる場所はたぶんライブのステージだと思うので、年に1回のライブ開催を目安に続けていきたいと思っているんですけど」

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・インタビューしちゃいました!! 2015-09-16 17:43

ミュージカル『スコット&ゼルダ』ウエンツ瑛士&濱田めぐみ インタビュー

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10/17[土]天王洲 銀河劇場にて開幕!
ウエンツ瑛士&濱田めぐみのインタビューを公開!

 

 ――お2人は初顔合わせかと思いきや……。

ウエンツ「僕の中であれが仕事という認識だったかは微妙なとこなんですけど(笑)、劇団四季の『美女と野獣』(※濱田はヒロインのベル、当時9歳のウエンツはチップ役で出演)で昔ご一緒してます」

濱田「でも全然覚えてなかったですけどね!? 私はウエンツ君の成長段階をずっと遠くから、親戚のお姉ちゃんのようにながめていたんですけど。私の『久しぶり!』と彼の『はじめまして』との温度差が(笑)非常に面白かったです」

ウエンツ「昔のことをほんと覚えていない人間なんです! 特にあのときは言われたことをやっただけって感じで、ミュージカルをやったって認識がほとんどなくて。僕のこと覚えてます?」

濱田「もちろんですとも! すごいマセてて、帰り際とかにいつも『濱田さんがボクと一番遊んでくれる~』なんて言ってたの(笑)」

ウエンツ「それホントに俺ですか?」

濱田「絶対ウエンツ君!」

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・インタビューしちゃいました!! 2015-09-15 00:00

舞台『弱虫ペダル』IRREGULAR ~2つの頂上~ 中山晴喜 インタビュー

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先入観のないセンスで新しい舞台を仕掛けるキーパーソン

 

 1997年にマーベラス(当時はマーベラスエンターテイメント)を設立した中山晴喜。音楽、映像、ゲームの3事業を柱に創業した同社だが、2000年のミュージカル『HUNTER×HUNTER』より、舞台製作も開始。2003年からスタートしたミュージカル『テニスの王子様』の大ヒットにより、同社が手がける、コミックやゲームを原作にした〝2.5次元舞台”は現在、日本の演劇界の大きな潮流のひとつとなっている。中山自身は、「このビジネスをするまで、演劇とはほとんど縁がなかった。(劇団)四季も宝塚(歌劇団)も観ていないし、観たことがあったのは(市川)猿之助のスーパー歌舞伎ぐらい」の演劇素人だったそう。だがその先入観のなさや、1コンテンツとしてクールに作品をとらえられることで、業界に新鮮な旋風を巻き起こしてきた。そして今では、「うちがやっているいろんなビジネスのなかでも、演劇がいちばんぐらいに好きですよ。できていく過程が面白いです」と、顔をほころばせる。

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・インタビューしちゃいました!! 2015-09-15 00:00

月刊「根本宗子」再び第7号『今、出来る、精一杯。』第11号『超、今、出来る、精一杯。』 インタビュー

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2年前と現在の“精一杯”を
ふたつの異なる物語で描く

 

 「もともとあまり再演願望はなく、新作をどんどん書きたいほうなんです」と語るのは、自らプロデュースする“月刊『根本宗子』”での活動はもとより、最近は外部出演でもキラリと輝く個性を発揮している若手注目株の劇作家、演出家で女優でもある根本宗子。そんな彼女だが、2年前に上演した「今、出来る、精一杯。」に関しては動員数が伸びはじめるきっかけになった思い入れの強い作品だったこともあり、再演を望んでいたんだとか。しかし準備段階で新作も書きたくなり、結局1週間半ずつで連続上演するというぜいたくにも大変な道を選ぶことにしたのが、今回のW本公演のいきさつらしい。なにしろこの再演作と新作、タイトルは似ているが内容はまったく別物。物理的な問題から、舞台装置は同じものを使うことになるようだが――。

 「私、セットありきで芝居を書くの、初めてなんですよ。時間軸も登場人物も違う物語にはするつもりで、『今、出来る、精一杯。』は私の作品では珍しく男性がメインで、スーパーのバックヤードでの話。新作の『超、今、出来る、精一杯。』はまたそことは別のスーパーを経営する、ある家族の話になる予定です」 続きを読む


・インタビューしちゃいました!! 2015-09-15 00:00

「レミング ―世界の涯まで連れてって―」 松本雄吉&溝端淳平&柄本時生 インタビュー

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寺山×松本による奇跡の舞台
新キャストで待望の再演決定!

 

 寺山修司の戯曲を「維新派」の松本雄吉が演出した舞台「レミング 〜世界の涯まで連れてって〜」。2年前に大好評を博した話題の舞台が、東京芸術劇場に場所を移して年末に帰ってくる! 都市を舞台に、個性的な人々のちょっと奇妙な事件の断片が錯綜するこの作品で、初演では八嶋智人、片桐 仁が演じたコック役に、溝端淳平、柄本時生が挑戦する。

松本「今回は“青春像”を描きたいなと思っているんです。初演時には、稽古場で俳優陣と芝居を作っていくなかで、気がついたことがたくさんあった。それだけ奥深い作品やし、舞台美術を重視する点でもっと広い劇場でやってみたいという希望もあったから、今回の再演は僕もうれしいです。チャレンジするつもりで、また作品の新しい一面を見せたいと思っている。ぜひ若い人に観に来てほしい」

 

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・インタビューしちゃいました!! 2015-08-31 12:44

「NINAGAWA・マクベス」柳楽優弥 インタビュー

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あの「仏壇マクベス」が17年ぶりに復活!
『NINAGAWA・マクベス』柳楽優弥インタビュー

 

 蜷川幸雄の『マクベス』といえば、往年の演劇ファンにはすぐ“仏壇マクベス”という言葉が浮かぶだろう。マクベスを安土桃山時代に置き換え、舞台に仏壇を設えた斬新な演出は大きな反響を呼び、蜷川演出の名を世界に知らしめることとなる。

 その後、封印されたこの“仏壇マクベス”が、今回集大成として復活することとなった。しかもマクベス役に市村正親、マクベス夫人役に田中裕子と豪華キャストも顔を揃えたこの公演、全方位的に注目が集まる中でマルカムを演じるのは、昨今舞台、映像作品ともに存在感を増す柳楽優弥。蜷川作品は初舞台だった2012年の『海辺のカフカ』以来となる。

「蜷川さんと“二回目”、というのが一番嬉しいですね。初舞台だった一回目とは違い、また誘って頂けた、という嬉しさがあります。蜷川さんと相談しながら、“自分なりのマルカム”をしっかりやりたいと思います」

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・インタビューしちゃいました!! 2015-08-25 18:04

「NINAGAWA・マクベス」内田健司 インタビュー

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 彩の国さいたま芸術劇場を拠点に、蜷川幸雄が率いる若手の俳優集団「さいたまネクスト・シアター」。ここの2期生として所属し、前田敦子を相手に印象的な演技を見せた「太陽2068」、フォーティンブラスを演じた藤原竜也主演「ハムレット」ら、蜷川演出の外部舞台でも活躍する“蜷川の秘蔵っ子”が内田健司だ。17年ぶりの復活として話題の「NINAGAWA・マクベス」にも、父王ダンカン(瑳川哲朗)をマクベス(市村正親)に殺され、兄マルカム(柳楽優弥)とともに復讐に燃えるドナルベーン役で出演。華奢な身体やささやくような声が印象的で、師匠の蜷川から“現代の若者の象徴”的ポジションを与えられている彼が、この桜舞い散る和モノのシェイクスピア劇で、どんな若者像を見せるか。

 

 ――現在「NINAGAWA・マクベス」の稽古中とのことですが、感触はいかがですか?

「本格的な和モノの舞台は初めてなんですけど、予想以上に苦労しているのが立ち回りです。僕が悪いのか、難易度が高いのかわからないんですけど(笑)。ただこの前、殺陣の先生に『キャスティングが決まった時点で、苦労しないように自分でやっておくべきじゃないか』と言われて、『あ、そうだよな』と(笑)。いや、笑い事じゃないんですけど。もし俳優という職業を選ぶんだったら、それが仕事だよなと改めて思いました。殺陣や着付けなんかは物理的で具体的なことだから、事前にできないことはないですから。これは早くも反省した点です(苦笑)」

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・インタビューしちゃいました!! 2015-08-21 11:56

Reading Live Show「アンゴスチュラ・ビターズな君へ」高泉淳子インタビュー

 

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 クリスマスシーズンを迎えた小さなフレンチレストランでの風景を、ちょっと個性的な来客たちにまつわるショートストーリーと洗練されたジャズの生演奏でつづっていく「ア・ラ・カルト」。25年にわたって愛されてきた青山円形劇場の風物詩は、同劇場の閉館にともない、’14年のファイナル公演と翌年のアンコール公演をもって、いったんその幕を閉じた。

 これからもどこかで「ア・ラ・カルト」を。そんな声は当初から大きかったが、同じ想いは、台本・演出・出演をこなす高泉淳子らプレイヤーたちにもあったようだ。そんな中、去る2月に東京で上演されたのが、Reading Live Show「アンゴスチュラ・ビターズな君へ」だった。

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・インタビューしちゃいました!! 2015-08-20 22:39

『転校生』本広克行 インタビュー

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原石が磨かれ、今だけのきらめきを放つ瞬間を見てみたい。

 

ももいろクローバーZ主演の映画&舞台「幕が上がる」でタッグを組んだ、平田オリザ(青年団主宰)×本広克行(『踊る大捜査線』シリーズ監督)による若手女優発掘プロジェクトが始動。8月22日よりZeppブルーシアター六本木で上演される舞台「転校生」には、オーディションで総勢1474人の中から選ばれた21名の若き女優たちが登場する。

 

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