・インタビューしちゃいました!! 2015-02-14 10:30

『サンセット大通り』 安蘭けい インタビュー

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ロイド=ウェバーの美しい旋律で紡ぐ

元大女優の愛憎、そして悲哀

 

 2012に日本初演された「サンセット大通り」が、3年の時を経て再演されることになった。キャスティングの難しさやセットの壮大さゆえ、長い間、日本での上演は難しいとされた同作品。だが、主演として舞台を引っ張り、そのカリスマ性を余すことなく発揮していたのが、本公演での続投も決まった安蘭けいだった。当の本人も再演を心待ちにしていたようで……。

安蘭「再演したいという思いがあり、思いつづければかなうとも信じてきたので、再演が決まったときは『きたーっ!』と(笑)。振り返ると私、昨年の『アリス・イン・ワンダーランド』まで、再演の経験がほとんどなかったんです。でも『アリス~』では、(『サンセット~』と同じ演出の鈴木)裕美さんも、『初演で手が届かなかった部分があるぶん、再演の方が実は面白いんだよ』とおっしゃっていた。私自身もそれを実感したので、今は楽しみしかありません!」

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・インタビューしちゃいました!! 2015-02-13 10:30

ミュージカル『エリザベート』 田代万里生 インタビュー

tashiromario

豪華な新キャストを迎えて

名作ミュージカルが新たな歴史を刻む

 

 19世紀末、ハプスブルク帝国最後の皇后エリザベートと、黄泉の帝王トートとの愛を描いた「エリザベート」。「この作品を観てミュージカルにハマった」というファンも多いメガヒット作が、東宝版初演15周年を迎える今年、装いも新たに上演される。注目は一新されたキャスト。若手実力派が顔を揃えるなか、2010年に皇太子ルドルフを演じた田代万里生が、今回はその父、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ役に挑む。

田代「実は以前、演出の小池修一郎先生に『いつか万里生のフランツが観たい』と言われていたんです。でも、当時の僕はまだ20代。演じたい気持ちはあっても、もっと先だと思っていました。正直、31歳でやれることになって驚いていますが、今の自分がいちばん想像のつかない役だからこそ、すごく面白そうだなと感じています。声の音域も、これまで演じてきた方はバリトン系で僕はテノール。自分のようなタイプがやっていない役でもある。同世代が多いカンパニーのなかで、たくさん刺激を受けながら、新たなフランツを生み出せたらと思っています」

 

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・インタビューしちゃいました!! 2015-02-13 10:30

『メサイア-翡翠ノ章-』 松田 凌 インタビュー

matsudaryo

 

躍動する男たちの熱く切ない物語

“メサイア”が帰って来る!

 

 華も実もある若手男優として知られ、発表されているだけでも今年3本の主演舞台が決まっている松田 凌。そのうちの1本で5月開幕の「メサイア-翡翠ノ章-」は、2013年の舞台一作目「メサイア-銅ノ章-」より彼がほぼ全作出演を続けるシリーズの最新作。2/20[金]からはドラマ「メサイア-影青ノ章-」(TOKYO MX2)がスタートし、シリーズのますますの盛り上がりが予想されるなか、待望のニュースが松田のもとに! 1作目から松田演じる海棠鋭利の絶対的パートナー(=メサイア)・御津見 珀を演じるも芸能活動を休止していた小野健斗が、この舞台で復帰するという知らせだ。

松田「スケジュールの都合でどうしてもキャスト変更しなきゃいけないこともありますが、これに関しては健斗くんが戻ってくる可能性がないなら僕もやれないなと思っていました。海棠鋭利を演じるのが松田 凌であれば、御津見 珀を演じるのは小野健斗でなければならないという関係性であったと信じているし、観てくださった方にとってもそうあればいいなと思っていて。ほかの作品や役だったら違うんですけど、別の人では妥協できないものを作ってしまったんです」

 

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・インタビューしちゃいました!! 2015-02-12 17:50

『趣味の部屋』 中井貴一 インタビュー

nakaikiichi

人気サスペンスコメディがパワーアップ

ひと筋縄ではいかない奴らが帰って来る!

 

 中井貴一がプロデュースを手がけ、古沢良太の脚本、行定 勲の演出により、2013年に初演された「趣味の部屋」。ひと筋縄ではいかない登場人物たち、先が読めない展開が大評判となった舞台が帰って来る! この作品の発案者でもある中井は、「観たことのないオリジナル・ミステリーをつくりたかった」と語る。

中井「いろいろな舞台が上演されるなか、日本発の面白いミステリーがあまりないなと思っていた矢先、古沢さんが脚本を書かれたドラマを見て。伏線の張り方の巧さに感動して、すぐに会いに行きました(笑)。今回は再演とはいえ、古沢さんが脚本に手を入れてくださるので、新たな『趣味の部屋』をつくる気持ちですね」

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・インタビューしちゃいました!! 2015-02-12 17:50

『ベター・ハーフ』 片桐 仁 インタビュー

katagirijin

鴻上尚史の新作は4人芝居の恋愛劇

個性豊かな俳優陣が紡ぐ愛の物語

 

 すでに4人は「チーム」だった。この春に開幕する、鴻上尚史の書き下ろし最新作「ベター・ハーフ」。風間俊介、真野恵里菜、中村 中、片桐 仁。制作発表の席で4人は、丁々発止のやりとりを見せた。

片桐「ワークショップというのをやったんです。ゲームみたいなことから始まって、演じることを『感じる』ことを試してみる。うわぁ、学校みたい!って思いました。今までの僕は、すでにある台本をもとに、そのための稽古に終始していたから、演技するときの心のあり方とか、基礎中の基礎みたいなことを、実はしてこなかったなぁと思って」

 

 鴻上と、個人面談もしたのだという。どういう芝居が好きか、どういう役をやるのが好きか。

片桐「そういうことを、あんまり考えたことがないんですよね。『どうしたらウケるかな』とか『どうやって楽しむか』は考えてきたけど、自分がどうしたいかについてはあんまり感知してこなかった。これは大事な問いだなあと思いました」

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・インタビューしちゃいました!! 2015-02-09 16:32

『つかこうへいTRIPLE IMPACT』演出家 岡村俊一☓中屋敷法仁 対談

 

 彼がいなくなって、もう5年が経つ。つかこうへい。終始ハイテンション、せりふと感情の洪水みたいな舞台で、演劇界をぐいぐいと牽引した人だ。彼が引き起こしてきた奇跡を、直接は知らない世代の舞台人も今は少なくない。けれどそういった人たちが、強くつか芝居に焦がれているというのだから不思議だ。つかこうへいの右腕として長く信頼を置かれ、今回「つかこうへいTRIPLE IMPACT」のうち『いつも心に太陽を』を演出する岡村俊一と、『ロマンス 2015』を構成演出する中屋敷法仁に聞いた。

 

tsukakouhei

 

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・インタビューしちゃいました!! 2015-01-26 23:35

ブロードウェイミュージカル『メンフィス』篠田プロデューサーインタビュー

ブロードウェイミュージカルと名の付くミュージカルはたくさんありますよね。

実際に海外から招聘する作品もあれば、日本人キャストで上演されるものもあります。

今回は、日本人で日本語で演じるという点にスポットをあてて、ブロードウェイミュージカル「メンフィス」の篠田プロデューサーにお話を伺いました。

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―まずはじめに。海外で上演されている作品を日本人で上演する意義ってどいうったところですか?

篠田「まずは日本人が日本語で演じることの“強さ”があると思います。招聘ミュージカルをご覧になっている全ての方が、その言語を理解しているわけではないはずです。そうするとやはり字幕が頼りになるわけですが、その字幕を見ている間に、いろんな大切なものを見そびれてしまっているところもあると思うんです。」

 

―確かに僕も英語が得意なわけではないので、字幕ばっかり追っちゃってたりします。

そして、「あれ?もっとしゃべってない?」って思うこともあったりして。

篠田「日本語で上演することで、観客である日本の方にダイレクトに届くというのがまず一番大きなポイントだと思います。「メンフィス」のような、メッセージ性を含んでいる作品は特にそうですね。脚本が伝えようとしていることをきちんと伝えるということは大事だと思うんです。この作品の主軸には、黒人と白人の差別問題があり、それはアメリカではまだまだ根強く残っている問題です。」

 

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・インタビューしちゃいました!! 2015-01-19 22:10

ミュージカル「ON AIR~夜間飛行~」愛加あゆインタビュー

 

【オフィシャル】愛加あゆ②

日韓の豪華キャストが集結し、日本語の台詞をメインに日本語と韓国語の2言語で上演、観客が舞台上で出演者と共演するなど、客席参加要素も盛り沢山のオリジナリティ溢れる新感覚ミュージカル「ON AIR~夜間飛行~」。

この作品が宝塚歌劇団退団後、初の舞台出演となる元雪組トップ娘役・愛加あゆさんに、ローチケ演劇部Twitter(@l_tike_stage)で事前募集した質問も交えつつ話を聞いた。

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・インタビューしちゃいました!! 2015-01-15 09:30

デスノート The Musical 浦井健治&柿澤勇人 インタビュー

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豪華キャストとスタッフが結集して贈る

「デスノート」が世界初ミュージカル化!

 

大ヒットマンガ「DEATH NOTE」を、世界で初めてミュージカル化。その主人公・夜神 月役に、浦井健治と柿澤勇人がWキャストで挑む。

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・インタビューしちゃいました!! 2015-01-15 09:30

『十二夜』 音月 桂 インタビュー

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絡まった片想いの糸はほどけるのか?

シェイクスピア屈指の恋愛喜劇

 

宝塚歌劇団退団から2年余り。現在は女優として活躍している音月 桂が、「初めてに近い経験」と自ら語る本格的なストレートプレイに取り組む。作品はシェイクスピアの「十二夜」。日本でも幾度となく上演されている傑作恋愛喜劇のひとつだ。

音月「実は、私が雪組トップスターになったときの大劇場お披露目公演が、ミュージカル『ロミオとジュリエット』だったんです。でも今回の『十二夜』は、同じシェイクスピアが書いたとは思えないほど対照的な恋愛喜劇(笑)。演じる私自身も楽しみながら舞台に立てるんじゃないかと今からワクワクしています!」

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