ミュージカル『エリザベート』 田代万里生 インタビュー
豪華な新キャストを迎えて
名作ミュージカルが新たな歴史を刻む
19世紀末、ハプスブルク帝国最後の皇后エリザベートと、黄泉の帝王トートとの愛を描いた「エリザベート」。「この作品を観てミュージカルにハマった」というファンも多いメガヒット作が、東宝版初演15周年を迎える今年、装いも新たに上演される。注目は一新されたキャスト。若手実力派が顔を揃えるなか、2010年に皇太子ルドルフを演じた田代万里生が、今回はその父、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ役に挑む。
田代「実は以前、演出の小池修一郎先生に『いつか万里生のフランツが観たい』と言われていたんです。でも、当時の僕はまだ20代。演じたい気持ちはあっても、もっと先だと思っていました。正直、31歳でやれることになって驚いていますが、今の自分がいちばん想像のつかない役だからこそ、すごく面白そうだなと感じています。声の音域も、これまで演じてきた方はバリトン系で僕はテノール。自分のようなタイプがやっていない役でもある。同世代が多いカンパニーのなかで、たくさん刺激を受けながら、新たなフランツを生み出せたらと思っています」
『メサイア-翡翠ノ章-』 松田 凌 インタビュー
躍動する男たちの熱く切ない物語
“メサイア”が帰って来る!
華も実もある若手男優として知られ、発表されているだけでも今年3本の主演舞台が決まっている松田 凌。そのうちの1本で5月開幕の「メサイア-翡翠ノ章-」は、2013年の舞台一作目「メサイア-銅ノ章-」より彼がほぼ全作出演を続けるシリーズの最新作。2/20[金]からはドラマ「メサイア-影青ノ章-」(TOKYO MX2)がスタートし、シリーズのますますの盛り上がりが予想されるなか、待望のニュースが松田のもとに! 1作目から松田演じる海棠鋭利の絶対的パートナー(=メサイア)・御津見 珀を演じるも芸能活動を休止していた小野健斗が、この舞台で復帰するという知らせだ。
松田「スケジュールの都合でどうしてもキャスト変更しなきゃいけないこともありますが、これに関しては健斗くんが戻ってくる可能性がないなら僕もやれないなと思っていました。海棠鋭利を演じるのが松田 凌であれば、御津見 珀を演じるのは小野健斗でなければならないという関係性であったと信じているし、観てくださった方にとってもそうあればいいなと思っていて。ほかの作品や役だったら違うんですけど、別の人では妥協できないものを作ってしまったんです」
舞台『ORANGE』絶賛上演中!コメントアップしました。
阪神淡路大震災から20年という節目の今年、舞台「ORANGE」が絶賛上演中です。
大阪、東京公演は大好評の内に終了。この後、名古屋・高松・新潟・郡山・仙台・秋田・札幌と上演は続きます。
作・演出の宇田学さん、3度目の主演となるTEAM NACS音尾琢真さん、初出演となる木村祐一さん、荒木宏文さんのコメントをお届けします。
(アップが遅くなってすみませんでした!)
【良席販売情報】ミュージカル『エリザベート』ローチケ 7/24[金] 貸切公演
2000年の東宝版初演から進化を続ける「エリザベート」が
今年で15年目を迎え、2015年6月より帝劇にて待望の再演が決定!
LEncore会員限定の良席限定先行を決定しました!!
キャストは蘭乃はな、井上芳雄、山崎育三郎、田代万里生、古川雄大、剣 幸、未来優希 ほか!
★センター10列以内(S席)を保証した良席限定先行を実施します!★
帝劇の良席で観劇できる絶好のチャンスをお見逃しなく!
【受付期間】
2/23[月]12:00~25[水]23:59
【公演情報】
ミュージカル『エリザベート』ローソンチケット 貸切公演
日程:2015/7/24[金] 18:30
会場:帝国劇場
詳細やお申込みは下記「チケット情報はこちら」のボタンから!
劇団プレステージ第9回本公演「WORLD’S ENDのGIRLFRIEND」稽古場レポート!
いよいよ2月8日(日)よりCBGKシブゲキ!!にて幕をあけた劇団プレステージ第9回本公演「WORLD’S ENDのGIRLFRIEND」。
もうすでに舞台をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、今作は劇団初のラブファンタジーです。
公演が発表された際のインタビューでは大村、風間、高橋、そして今井、平埜が“自分たちのイメージする第9回本公演”に対する思いを熱く語ってくれました。その時には脚本もなく、もちろんオーディション前でしたから自分がメインキャストになるかどうかもわからない状況でしたが、今井隆文は別の舞台と重なりオーディションに参加しないことになったり、メインキャストに新しいメンバーが抜擢されたり。準備段階からサプライズがあるのも“劇団プレステージならでは”なのです。
稽古場で大村が言っていました。
「“劇団プレステージに新しい風を入れたい。”今作はそういう大きな狙いもあるんです。しっかりとお芝居を届ける作品になると思いますよ。」
『曇天に笑う』稽古場写真が到着!
『趣味の部屋』 中井貴一 インタビュー
人気サスペンスコメディがパワーアップ
ひと筋縄ではいかない奴らが帰って来る!
中井貴一がプロデュースを手がけ、古沢良太の脚本、行定 勲の演出により、2013年に初演された「趣味の部屋」。ひと筋縄ではいかない登場人物たち、先が読めない展開が大評判となった舞台が帰って来る! この作品の発案者でもある中井は、「観たことのないオリジナル・ミステリーをつくりたかった」と語る。
中井「いろいろな舞台が上演されるなか、日本発の面白いミステリーがあまりないなと思っていた矢先、古沢さんが脚本を書かれたドラマを見て。伏線の張り方の巧さに感動して、すぐに会いに行きました(笑)。今回は再演とはいえ、古沢さんが脚本に手を入れてくださるので、新たな『趣味の部屋』をつくる気持ちですね」
『ベター・ハーフ』 片桐 仁 インタビュー
鴻上尚史の新作は4人芝居の恋愛劇
個性豊かな俳優陣が紡ぐ愛の物語
すでに4人は「チーム」だった。この春に開幕する、鴻上尚史の書き下ろし最新作「ベター・ハーフ」。風間俊介、真野恵里菜、中村 中、片桐 仁。制作発表の席で4人は、丁々発止のやりとりを見せた。
片桐「ワークショップというのをやったんです。ゲームみたいなことから始まって、演じることを『感じる』ことを試してみる。うわぁ、学校みたい!って思いました。今までの僕は、すでにある台本をもとに、そのための稽古に終始していたから、演技するときの心のあり方とか、基礎中の基礎みたいなことを、実はしてこなかったなぁと思って」
鴻上と、個人面談もしたのだという。どういう芝居が好きか、どういう役をやるのが好きか。
片桐「そういうことを、あんまり考えたことがないんですよね。『どうしたらウケるかな』とか『どうやって楽しむか』は考えてきたけど、自分がどうしたいかについてはあんまり感知してこなかった。これは大事な問いだなあと思いました」
『つかこうへいTRIPLE IMPACT』演出家 岡村俊一☓中屋敷法仁 対談
彼がいなくなって、もう5年が経つ。つかこうへい。終始ハイテンション、せりふと感情の洪水みたいな舞台で、演劇界をぐいぐいと牽引した人だ。彼が引き起こしてきた奇跡を、直接は知らない世代の舞台人も今は少なくない。けれどそういった人たちが、強くつか芝居に焦がれているというのだから不思議だ。つかこうへいの右腕として長く信頼を置かれ、今回「つかこうへいTRIPLE IMPACT」のうち『いつも心に太陽を』を演出する岡村俊一と、『ロマンス 2015』を構成演出する中屋敷法仁に聞いた。