・インタビューしちゃいました!! 2018-01-15 00:00

『1789 ―バスティーユの恋人たち―』 小池徹平&加藤和樹 インタビュー

1789

演劇界に革命を起こした
フレンチ・ロック・ミュージカルが再び!

農民の青年ロナンを軸に、激動のフランス革命の最中に生まれた愛と友情を描いた『1789︱バスティーユの恋人たち︱』。2016年の東宝版初演ではグルーブ感溢れる音楽、迫力のダンスに熱狂する観客が続出したミュージカルが待望の再演!ロナン役を担うのは、大評判だった初演に続き、小池
徹平と加藤和樹だ。

小池「初演は初日の幕が上がるまで、目の前のやるべきことに必死でした。過酷なスケジュールの中、全員で最後まで頑張り切れたことが思い出深いです」

加藤「みんなで力を合わせ、やり遂げた感じが強かったですね。クランプというジャンルのダンスを取り入れたことも大きかった。ダンサーの方たちにとっても挑戦だったようですし、僕たちにも難易度の高いものでしたから」

 

貴族によって理不尽に父を殺されたことから革命に身を投じ、身分違いの愛を貫き、仲間と未来を切り拓いていくロナン。2人の個性の違いが光る役作りも大きな見どころだ。

小池「彼はまっすぐで、仲間とともにどんどん強くなる。自由と平等の理想を追いかける行動力がたくましいです。僕はいろいろと物事を考えてしまうタイプなので、その点は似ていないかもしれません」

加藤「演じる上で大切にしたいのは泥臭さと男臭さ。ロナンは農民で民衆の一人に過ぎませんが、プチブルジョワたちと革命に向かっていくので、みんなを突き動かす起爆剤になれるよう、負けん気と根性、まっすぐさを大切に演じたいです」

 

Wキャストのお互いに対する印象は「和樹君は現場での佇まいやカンパニーへの気遣いも素敵で、僕には無い芝居の感覚も持っている人」という小池に、「まったくタイプの違う徹平君とのWキャストに初めは驚いたのですが、そんな彼が作る芝居にとても刺激を受けていました」と加藤。「また一緒に挑めるのが楽しみ!」と口を揃える。

小池「再演では新キャストの方々も加わるので、新たな化学反応を楽しみにしていただきたいですね」

加藤「フレンチロックな楽曲、豪華な舞台装置に衣裳も素晴らしいですが、それにも負けないくらいの役者の歌、芝居が1番の魅力です。心の叫びを是非感じてもらいたいです」

 

インタビュー・文/宇田夏苗
Photo by Leslie Kee

 

※構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載

表紙

掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

 

【プロフィール】
小池徹平
■コイケ テッペイ ’86年大阪府出身。’17年、第42回菊田一夫演劇賞受賞。最近の舞台出演作に、ミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』『デスノート The Musical』『キンキーブーツ』など。

加藤和樹
■カトウ カズキ ’84年愛知県出身。最近の出演作に、映画「真田十勇士」、舞台『ハムレット』、ミュージカル『フランケンシュタイン』『レディ・ベス』など。’18年1月より『マタ・ハリ』に出演。

 

【公演概要】
『1789 ―バスティーユの恋人たち―』

日程・会場:
4/9(月)~5/12(土) 東京・帝国劇場
6/2(土)~25(月) 大阪・新歌舞伎座

潤色/演出:小池修一郎

キャスト:
ロナン(Wキャスト):小池徹平/加藤和樹
オランプ(Wキャスト):神田沙也加/夢咲ねね
マリー・アントワネット(Wキャスト):凰稀かなめ/龍真咲

ロベスピエール:三浦涼介
ダントン:上原理生
デムーラン:渡辺大輔
ソレーヌ:ソニン

アルトワ:吉野圭吾
ラマール:坂元健児
フェルゼン:広瀬友祐
ぺイロール:岡幸二郎  ほか

※公演により出演者が異なります