・インタビューしちゃいました!! 2017-12-15 12:33

シアターコクーン・オンレパートリー2018 手塚治虫 生誕90周年記念 鉄腕アトム「地上最大のロボット」より 『プルートゥ PLUTO』土屋太鳳 インタビュー

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新生『プルートゥ PLUTO』で土屋太鳳がついに初舞台を踏む

世界的振付家であるシディ・ラルビ・シェルカウイが初めて手がけた演劇作品
『プルートゥ PLUTO』。その衝撃の誕生から3年、新たなキャストを迎え『プルートゥ PLUTO』がさらなる進化を遂げる。そんな注目作で初舞台を踏むのが、女優の土屋太鳳だ。

土屋「私、『ガラスの仮面』という漫画がすごく好きで、舞台に対する憧れはずっとありました。今までもバレエや日本舞踊では経験がありますが、お芝居で舞台に立つのは今回が初めて。お客さんの前で自分が役として呼吸をするということがどういうことなのか。少し恐れもありますが、勉強になることばかりだと思いますし、すべてが挑戦だと思ってしっかり食らいついていきたいです」

 

原作は手塚治虫の鉄腕アトム『地上最大のロボット』を、浦沢直樹とストーリー共同制作者の長崎尚志がリメイクした同名漫画。そこからラルビは、森山未來をアトム役に迎え、さらにダンスに音楽、映像、パペットなどを駆使し、かつてない舞台作品へと昇華してみせた。

土屋「前作を映像で見た時、すごく不思議な衝撃を受けました。ダンスとお芝居が見事に融合していて、視覚的な刺激もふんだんにあって。あと私の中ではプルートゥって、“見えない怪物”みたいなイメージがあるんですが、この舞台に関しては森山未來さんが怪物だなって感じました。俳優さんともダンサーさんともまた違った、すごく洗練された動きをされる、どこか怪物みたいな方。でも実際にお話したらすごく気さくな方だったので、ホッとしました(笑)」

 

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土屋が演じるのは、不思議な能力をもつ“ウラン”と、物語の謎を追う刑事ゲジヒトの妻“ヘレナ”。

土屋「今のところはまだ何かを決め込んだり、自分の中でイメージを作り過ぎたりということはしないようにしています。稽古場から吸収したものを役に繋げていきたいので。ただこのふたり
に共通しているのは、戦いの中で時代と環境に巻き込まれながらも、大切な人を必死に守ろうとしているところ。それは私たちの日常にも通じる感情だと思いますし、それぞれ自分の大切な人に重ねて観てもらえたらいいなと思います」

 

インタビュー・文/野上瑠美子
Photo/山本倫子

 

※構成/月刊ローチケHMV編集部 12月15日号より転載
※写真は本誌とは異なります
表紙
掲載誌面:月刊ローチケHMVは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

 

【プロフィール】
土屋太鳳
■ツチヤ タオ ’95年、東京都出身。’15年にNHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインを務めた。12/16(土)には映画『8年越しの花嫁』が公開。

 

【公演概要】
シアターコクーン・オンレパートリー2018 手塚治虫 生誕90周年記念 鉄腕アトム「地上最大のロボット」より『プルートゥ PLUTO

日程・会場:
’18/1/6(土)~28(日) 東京・Bunkamura シアターコクーン
’18/3/9(金)~14(水) 大阪・森ノ宮ピロティホール

原作:『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース 監修/手塚眞 協力/手塚プロダクション  小学館)

演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ

出演:
森山未來、土屋太鳳、大東駿介、吉見一豊、吹越満、柄本明
上月一臣、大植真太郎、池島優、大宮大奨、渋谷亘宏、AYUMI、湯浅永麻、森井淳、笹本龍史