・出演者からのメッセージ! ・取材してきました! 2016-05-30 15:49

舞台『曇天に笑う』囲み会見&ゲネプロレポート、舞台写真が到着!

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舞台『曇天に笑う』囲み会見&ゲネプロレポートと舞台写真が到着!

 

5月27日(金)、東京・天王洲 銀河劇場にて舞台『曇天に笑う』が開幕した。

「月刊コミックアヴァルス」で連載されていた唐々煙の漫画が原作。明治維新後の日本を舞台に、大蛇伝説が伝わる土地で暮らす3人の兄弟を主軸として、兄弟愛や人間愛が壮大なスケールで描かれる。2015年の初舞台化は大きな話題を呼び、チケット即完売となった。初演の好評ぶりを受けて、一部新キャストを迎えパワーアップした再演となる。

初日前日に行なわれた囲み取材とゲネプロには、玉城裕規、植田圭輔、百瀬朔、細貝圭、松田凌、演出の菜月チョビが登壇。意気込みを語った。

 

◎菜月チョビ(演出)

「早くも再演の機会をいただけて、とても幸せに思っています。初演を観た方と観逃した方、両方の期待に応えられるような作品になっていると思いますので、楽しみにして頂ければ」

◎玉城裕規(曇天火役)

「体力的にもハードな作品なので、千秋楽に生きて、笑って終えられるようにしたいですが、1公演1公演を死ぬ気で全力で取り組んでいきます。アニメや漫画とも異なる新しい『曇天に笑う』になっていると思いますし、僕らが精一杯舞台上で生きる、その生き様を劇場で楽しんでいただけたらと思います」

◎植田圭輔(曇空丸役)

「チョビさんから最初に『負荷をかけていきたい』とお話されて、以来負荷をかけっぱなしでしたけれども(笑)、衣装合わせのときからウエストが7cmくらい詰まってしまうくらいには身体が仕上がってきました。本番でも体を全力で使って演じていきたいです。前作の方から引き継いで背負うモノも、背負わなければいけないモノもあると思いますが、僕にしか出せないものもあると思っていますので、それは曲げることなく信じてやっていました。このカンパニーのみなさんに助けられたなという気持ちがすごくあります」

◎百瀬朔(曇宙太郎役)

「兄弟愛や友情を体現している作品です。共演者のみんなもプライベートから仲がいいので、そういう所が見えたらいいなと思っています」

◎細貝圭(安倍蒼世役)

「体力的にも追い込まれる中、誰1人ケガをすることなく、無事に初日を迎えられることをうれしく思っています。早くみなさんに作品を届けたいです」

◎松田凌(金城白子役)

「当時生きてきた人物の深さを役者が体現することに意味があると思っています。何か糧になるものを持って帰って頂ければ。今まで原作モノの作品では再現度を大事にしてきましたけど、今回は再現というよりどうやって魂の吹き込み方をするのか、ということを学ばせて頂いた気がします」

 

製作発表の際、「仲が悪くなるぐらい濃い作品作りができれば」と発言していた菜月チョビが現状を聞かれ「私はみんなのこと大嫌いだけど(笑)」と断言して役者陣から爆笑を誘うひと幕も。
「もちろん仲が良いところもあるけれど、カンパニー全員がこの作品に生きている人物を生み出すためにプライベートを捨てているところがあります」と、作品に向き合う真摯な姿勢を明かしていた。

 

囲み取材の後、ゲネプロが行なわれた。

身体能力の高い曇三兄弟や、細貝圭演じる安倍蒼世が率いる部隊=犲(やまいぬ)の隊員たちの軍人らしいキビキビとした動き。忍・風魔一族の生き残りである金城白子役の松田凌のキレのある動きなど、人物の背景が伺えるような立ち回り。
「獄門処」に収容された元武士たちや、謎の人物を演じる小澤亮太たちと主要メンバーが激突するクライマックスの大立ち回りは息もつかせぬ迫力だ。

ストーリーもブラッシュアップされ、スピーディーで分かりやすくなった。相手を想い、行動する人物たちの強い決意が胸に迫る。

生身の役者が全身で届ける感動を、ぜひ劇場で味わって欲しい。

 

取材・文/片桐ユウ

 

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【公演情報】

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舞台「曇天に笑う」

日程・会場:
2016/5/27[金]~6/5[日] 東京・天王洲 銀河劇場
2016/6/10[金]・11[土] 大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

★詳しいチケット情報は下記ボタンにて!