・取材してきました! 2017-04-24 15:39

★福岡公演迫る!★
『きみはいい人 チャーリー・ブラウン』取材会レポ in福岡

スヌーピー役に挑む中川晃教を直撃!

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4/25(火)まで東京にて上演中のブロードウェイミュージカル『きみはいい人 チャーリー・ブラウン』日本版が、いよいよ4/29(土・祝)に福岡・キャナルシティ劇場に登場!!世界中で愛されているビーグル犬のキャラクター“スヌーピー”とその飼い主チャーリー・ブラウン、そして彼らの仲間たちの日常を描いた『PEANUTS』原作のミュージカル作品だ。

本作は、1967年にアメリカのオフ・ブロードウェイで上演されたのが始まりで、1999年にはリニューアル版としてブロードウェイでの公演がスタート。そして、今年はミュージカル初演から50周年を迎える。そんな記念すべき年に日本版の上演が決まった。

この世界的に愛される作品で“スヌーピー”を演じるのは、2002年に上演されたミュージカル『モーツァルト!』で主演に抜擢され、その後もミュージカル・舞台・ドラマ・歌手として幅広い活躍をみせる中川晃教。15周年を迎えた彼は、昨年、第24回読売演劇大賞の最優秀作品賞を受賞したミュージカル『ジャージー・ボーイズ』で、最優秀男優賞を受賞。そんな実力派の中川晃教がどんなスヌーピーを演じるのか気になるところだ。

ローチケ演劇部では、今年、ミュージカル『フランケンシュタイン』で福岡を訪れていた中川晃教に直撃!『きみはいい人 チャーリー・ブラウン』の取材会で、本作の役作りなどの話を聞くことが出来た。

黒のパンツに白いシャツとジャケット。そこに赤いネクタイをアクセントとし、スヌーピーを髣髴とさせる配色の服装で会見場に登場した中川晃教。

「福岡に来るのは、今回の『フランケンシュタイン』公演で約1年ぶりです。以前は1カ月公演などで福岡にはよく来ていた記憶がありますが、最近はちょっと減ってきた実感があり・・・、来れたとしても1・2日で終わってしまうので残念だなと思っていたんです。福岡は御飯も美味しいという楽しみもありましたしね(笑)。でも、こうやって『フランケンシュタイン』に続いて、お芝居で福岡を訪れる機会があるということ自体が嬉しいですね」

と、福岡公演は彼にとっても楽しみといった様子。

「『きみはいい人~』は、多くの方が知っているスヌーピーが登場するコミック『PEANUTS』の原作を基にしていますが、その中で僕はスヌーピー役を演じます。この話を頂いた時、『やった!しゃべらず歌わず、動きだけであのキャラクターを表現できるなんて!役者冥利につきる!!』と思ったんですが、実際に台本を読んでみると、誰もいないところでスヌーピーはしゃべっているし、歌っているし、みんなと一緒に踊ってもいるんですよね(笑)。そこで『あぁそっか・・・、わりとミュージカルとして(=歌って踊って)、ちゃんとスヌーピーは存在しているんだな』と思った瞬間でした(笑)。スヌーピーは“ほのぼの系”の元祖のような気がしていますが、この人気の要因はそこだけにあるのではないことを台本を読んでいて感じました。どのように僕なりのスヌーピーを作り上げていくか?体現すべきか?いま考えているところです。性別・国を越え、全ての人に伝わるスヌーピーの“優しさ”はもちろん、彼は自分以外に対しても厳しい目線で語ったりしていたりもするので、優しさと厳しさ両方を演じ出せたらいいなと。飼い主のチャーリーやその仲間たちと日常を過ごすスヌーピーは、彼らのそばにいて彼らのユニークで素敵な部分を客観的に感じているから、人間がいないときにモノローグのようにスヌーピーはしゃべったり歌ったり踊ったりしだしている。その時の表情や気持をしっかりと作れたらおもしろそうだなと思いました」

と、台本を丁寧に読み込み、彼なりのスヌーピー像はほぼ完成しているように思えた。そんな中川、実は戌年生まれだそうで、実家では犬を2匹飼っているという。それは役作りに何かしらの影響を与えるのか?

 

「犬にも実は表情があるんですよね。僕も実家で2匹のトイプードル犬を飼っているんですが、表情がはっきりと分かるんです。人間よりも表情の裏にある感情がハッキリと伝わってくることがありますし、飼っている犬というのが身近にあることや、僕自身が戌年だったりもするから分かるんでしょうか?(笑)。飼い主に対する忠誠心がありながらも自分はどこかで人間だと思っているからこそ出てくるような表情があるなと思うんです。『あいつ、俺のこと分かってねぇなっ。俺が笑顔でいるからと思って・・・フフフッ』とか、『学校に遅れないで行けるのは俺のおかげなんだぞ』と笑っているような、そんな感情を作っていけたらおもしろいなって思います。シニカルな面を出して見せたり、決してかわいいだけではないから、“スヌーピー”といえば子ども向けと思われるかと思うのですが、そうではなく大人が観て楽しめるんじゃないかと思っています。また、今回はミュージカル界、声優界、音楽シーンなどで幅広い場で活躍するキャストが集結しています。とにかく楽しいミュージカルにしたいと思っているので、ぜひ観ていただきたいです」

 

と、取材当時はまだ稽古前ということもあり、役作りに関しては彼なりのプランが稽古前に出来上がりつつあるといった感じだった。それから東京公演を終えた今、中川晃教の演じる“スヌーピー”の完成形に期待が膨らむ。最後に『きっとハッピーな気分になれること間違いなし』と中川が自信をもって語っていた本作。ぜひ友達・家族・恋人同士を誘ってハッピーな連休を過ごしてみては?

福岡公演ほか、5月に続く各地公演のチケットも好評発売中!詳細は下記をご確認ください。

 

取材時は靴や靴下まで、全身を白黒で統一してきた中川。 記者から、スヌーピーっぽくてかわいいとの声に、「意識してきました」と笑顔でこたえてみせた

取材時は足元まで全身白黒で衣装を統一してきた中川。記者からの「スヌーピーっぽくてかわいい」との声には、「意識してきました」と笑顔でこたえてみせた

 

<プロフィール>

中川晃教●1982年産まれ。宮城県仙台市出身。2001年自身が作詞作曲の「I Will Get

Your Kiss」でデビュー。同曲にて第34回日本有線大賞新人賞を受賞。2002年日本

初演となるミュージカル「モーツァルト!」の主演に抜擢され、初舞台で第57回文

化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、第10回読売演劇大賞優秀男優賞、杉村春子賞を受賞。

2004年には台湾でもCDデビューを果たし、翌年にはコンサートも開催するなど台

湾での人気も高い。近年は舞台、ミュージカル、コンサートなど多方面で活躍を見せ

る中、15周年を迎えた去年に出演したミュージカル「ジャージー・ボーイズ」第24回読

売演劇大賞の再収集作品賞を受賞し、自身も当作品で最優秀男優賞を受賞している。

 

<公演情報>

『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』

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出演:村井良大(チャーリー・ブラウン)、高垣彩陽(ルーシー)、田野優花<AKB48>(サリー)、

古田一紀(ライナス)、東山光明(シュローダー)、中川晃教(スヌーピー)

 

■発売中■

【福岡】

4/29(土・祝)12:00/17:00 キャナルシティ劇場

 

【大阪】

5/6(土)12:00/17:00 5/7(日)12:00 サンケイホールブリーゼ

 

【名古屋】

5/9(火)18:30 5/8(水)13:00 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

 

※料金・その他詳細は下記『チケット情報はこちら』よりご確認ください