・連載―FUN HOME 2017-12-15 00:00

【連載】『FUN HOME ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』大原櫻子 インタビュー

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記憶を遡り再生する家族愛の物語で魅せる渾身の演技

トニー賞主要5部門を獲得した最新ブロードウェイミュージカル『FUN HOME』が日本初上陸する。演出は緻密な舞台作りで注目の気鋭の小川絵梨子だ。アーティストとして活躍しながら舞台経験も積んできた大原櫻子の出演が決まった。

大原「実はお話をいただく前にトニー賞授賞式の中継を見て心に刻まれていました。冒頭の歌からグッと惹き込まれ、父の自殺や同性愛とテーマは濃いけど、ミュージカルらしいショー的要素も楽曲も素晴らしい。なんて魅力的な作品だろうと思っていたら出演できることになり、強いご縁を感じるんです」

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・連載―FUN HOME 2017-12-13 16:34

【連載】『FUN HOME』大好きローチケ演劇部員が送る、FUN HOMEの楽曲解説企画第2弾!

裏

『Come to the Fun Home』

この作品のタイトルにもなっている「FUN HOME」の意味は、実は「楽しい家」ではありません。Funeral Homeの略称で、意味は葬儀屋。葬儀屋が家業であるベクダル家で、子供たちが勝手に呼んでいる彼らの家の愛称なのです。生まれた時から家が葬儀屋だとあまり何とも思わないのでしょうか、なんとも可愛らしい愛称ですよね、センスがいい。

その子供たちのセンスが光るのがこの1曲『Come to the Fun Home』。ベクダル葬儀屋のCMを作ろうという遊びのシーンです。そこで披露されるのは大人顔負けのロックンロール!彼らにとって棺桶はステージ!遊びなのに、すごいクオリティの高さ…!

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・連載―FUN HOME 2017-12-11 14:26

【連載】『FUN HOME』大好きローチケ演劇部員が送る、FUN HOMEの楽曲解説企画第1弾!

裏

『It All Comes Back』


FUN HOMEオープニングナンバー、『It All Comes Back』。この曲は、子供時代のアリソン(以後、小アリソン)と父の貴重なふれあいの思い出、父の美しいものへの執着、そして大人のアリソン(以後、大アリソン)の気持ち、これらが1曲で簡潔に表現されている、まさに!オープニングにふさわしい楽曲です。
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・連載―FUN HOME 2017-12-04 11:44

【連載】『FUN HOME ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』
2018年2月に日本初上陸を果たす「FUN HOME」の魅力を余すところなくお届け!

チラシ

2015年トニー賞作品賞受賞の傑作ブロードウェイミュージカル「FUN HOME」が、来年2月に日本人キャストで日本初上陸!FUN HOME大好きローチケ演劇部員が、公演に先駆けて、現地ブロードウェイで感じた、FUN HOMEの魅力をたっぷりお伝えします!!


【STORY】
42歳、レズビアンで漫画家のアリソンは、今の自分を見つめなおすため、今の自分と同じ年齢で自殺した父と自分の関係を漫画として記録することを決意する。小さいころからどこか男勝りな性格だったアリソンは、厳格で完璧主義な父と複雑な関係を築いてきた。
大学生となり、自身がレズビアンと自覚した彼女は、母の口から父がゲイであると知ることになる。そして、手紙で自身がレズビアンだとうちあけた数か月後、父は自殺してしまう。
彼女がしまい込んでいた父への思いとは、そして、父の苦しみとは何だったのか。
家族でありながらも他人、他人だけど家族。
田舎町の小さな一家の別れと再生を通して描かれる、希望の物語。

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