・インタビューしちゃいました!! 2017-06-15 00:00

ハイバイ「ハイバイ、もよおす」 岩井秀人 インタビュー

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演劇初心者でも楽しめる衝動に満ちた短編集

 

押しも押されぬ人気劇団に成長したハイバイ。今回、真夏の横浜で行われる公演は、これまたひと味違うプログラムで、演劇をまったく知らない人でも楽しめるものになりそうだ。その名も『ハイバイ、もよおす』。再演となる3本の短編+1本の新作短編をワンセットとして上演しながら、俳優が参加するワークショップ、過去作品のコメンタリー上映などを企画、託児サービス回も充実させ、劇場で夏の一日をエンジョイできるつくりとなった。劇団主宰の岩井秀人は言う。

岩井「お客さんと一緒に遊べる文化祭を“催す”公演の形にしながら、僕たちが今やってみたい、外に出したいと思っている、お漏らしのように“もよおす”作品を並べました(笑)」

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・インタビューしちゃいました!! 2017-06-14 09:49

超体感ステージ『キャプテン翼』 元木聖也×鐘ヶ江洸インタビュー

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「男だけのリアルな部活感と絆をそのままステージにのせたい」(元木)

「リスペクトする関係性も似ている。いい作品になる自信がある」(鐘ヶ江)

 

世界の超有名選手にも影響を与えたサッカー漫画『キャプテン翼』がついに舞台化。高橋陽一による原作は1981~88年に『週刊少年ジャンプ』で連載され、その後も『週刊ヤングジャンプ』などで続編を連載。1983年にはアニメ化され一大サッカーブームを巻き起こした。オーバーヘッドキックやドライブシュートはもとより、宙を舞うなどアクロバティックなプレイがあまりの“神業”で、舞台化はおろか映像実写化も無理かと思われてきたが、超絶身体能力の持ち主たちと、演出家・振付家・ダンスパフォーマーのEBIKENこと蛯名健一、振付の松永一哉らにより現実のものになる。加えて、演劇界では初となる触覚提示技術(ハプティクス技術)の導入もある。これはソニー株式会社が開発した最先端のインタラクション技術で、特注のハプティックウェアを装着することで、舞台上の役者たちの動きに合わせた振動がリアルに観客の体に伝わってくる仕掛けだ。初めて尽くしの舞台化を前に、タイトルロールの大空翼・元木聖也と、ゴールデンコンビを組む岬太郎・鐘ヶ江洸にインタビュー。初出しのコメントもたっぷりお届け!

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・インタビューしちゃいました!! 2017-06-12 14:57

映画評論家 有村昆 「ウエスト・サイド・ストーリー」 インタビュー

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「ウエスト・サイド・ストーリー」は“KING OF POP”マイケル・ジャクソン!

彼にも絶大なる影響を与えたと言われています。
特に、大ヒット曲『Beat It』のミュージックビデオが「ウエスト・サイド・ストーリー」にそっくりなんです。
マイケルの『We are the World』や『Heal the World』では、「何で僕らは争ってしまうのだろうか」「戦争反対」と言う、明確なメッセージが楽曲の中にあります。「Beat It」のミュージックビデオでマイケルがケンカを止めに入るシーンは、「もうギャング同士の抗争とかは止めようよ」と言う“PEACE(平和)”へのメッセージが、込められていて、『ウエスト・サイド・ストーリー』と『マイケル』のメッセージが合致したのではないかなと思いました。

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・インタビューしちゃいました!! 2017-06-02 23:36

ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 鳥 Produced by TBS 池田成志インタビュー

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劇団☆新感線の人気作『髑髏城の七人』連続上演の2シーズン目となるSeason 鳥

新感線への出演は今作で12度目となる池田成志だが、意外にも『髑髏城〜』への出演は今回が初めてになるという。個性豊かな「芝居強者」が集うについて、池田が担う「贋鉄斎」役について、作品へ挑む現在の心境を聞いた。

 

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・インタビューしちゃいました!! 2017-05-23 18:37

芥川龍之介の世界で、怖可愛い妖怪たちが歌い踊る?!

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『100万回生きたねこ』で叙情的で豊かな舞台を生み出したイスラエルの演出家インバル・ピントとアブシャロム・ポラックが、芥川龍之介の短編小説を元にした新作、百鬼オペラ『羅生門』を手がける。ワークショップをしつつ、構想中のインバルに話を聞いた。

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・インタビューしちゃいました!! 2017-05-22 10:36

『羅生門』柄本佑×吉沢亮インタビュー

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柄本佑と吉沢亮がコンテンポラリーダンスの身体表現に挑戦!

芥川龍之介の短編小説『羅生門』『藪の中』が、イスラエルの演出家ユニット、インバル・ピント&アブシャロム・ポラックの手により、かつてない舞台を作ることになった。『羅生門』は天変地異が続き荒廃した平安時代の京都で、“羅生門”に打ち捨てられた死体から髪を抜く老婆と目撃者の下人の話。また、『藪の中』は、言い分が食い違い真実がわからない時に“答えは藪の中”という言い方をするが、その元の物語で、藪の中で見つかった死体について4人の目撃者と3人の当事者が殺人と強姦の告白をするもまったく嚙み合わないという極上ミステリーだ。あまたある日本文学の中でもひときわ異彩を放つ芥川作品を、コンテンポラリーダンス、セリフ、歌、小編成オーケストラの生演奏、美しく派手な舞台美術で現代に誕生させるこの試み。インバル・ピント&アブシャロム・ポラックの日本での活躍は、近年では2013年『100万回生きたねこ』などで証明済み。今回の舞台には、『100万回~』出演の満島ひかりほか、柄本佑や吉沢亮などいまを時めく実力派俳優たちが揃った。「なにが起きるかサッパリわからない!」と正直ビビっているという柄本と吉沢に心境を聞いた。(※本舞台は映画『羅生門』(黒澤明)は原作にしていない)

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・インタビューしちゃいました!! 2017-05-22 10:33

蜷川幸雄一周忌追悼公演「NINAGAWA・マクベス」
市村正親 インタビュー

 

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ニナガワが魂を込めた最高傑作に再び挑む市村正親
世界公演と日本凱旋公演で伝説的舞台が蘇る

昨年5月12日に逝去して早一年――。

日本が世界に誇る演出家・蜷川幸雄の一周忌法要、およびメモリアルプレート除幕式が、晩年の蜷川が芸術監督を務めた彩の国さいたま芸術劇場で厳かに執り行われた。
この一週間後には、ニナガワが魂を込めた最高傑作と名高い『NINAGAWA・マクベス』の稽古が始まるという。2015年公演と同じく、主演のマクベスは市村正親、マクベス夫人は田中裕子。

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・インタビューしちゃいました!! 2017-05-17 15:17

KAAT×PARCOプロデュース公演『オーランドー』
多部未華子×白井晃 インタビュー

 

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時も性別も超える人物を演じる多部未華子を、白井晃が初演出
ずっと一緒にやりたいと願っていた2人が本作で出会う

 

KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督・白井晃が選ぶ近代戯曲シリーズ。2015年『ペール・ギュント』、2016年『夢の劇 −ドリーム・プレイ−』『マハゴニー市の興亡』、そして本年の『春のめざめ』と、いずれも日本での上演機会が少ない近代戯曲を選出し、枠にとらわれない表現方法で成功を収めてきた。そんな白井が次に選ぶのは、19世紀から20世紀にかけての変動の時代にロンドンで活躍した女流作家ヴァージニア・ウルフの小説を、サラ・ルールが戯曲化した『オーランドー』。物語の始まりはエリザベス1世統治下のイギリスだが、話が進むにつれて時代も国境も超え、主人公のオーランドーは男性から女性へと性別まで超えてしまう。100年近く昔に書かれたとは思えない斬新さに興味が募る本作。その主演に、「ぜひ一緒に仕事がしたい」と白井が長年願ってきた多部未華子が決まった。実は、多部も白井の演出が念願だったという。奇しくも今回のインタビューは、焦がれていた者同士の初の対談として実現した。

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・インタビューしちゃいました!! 2017-05-15 13:24

『ウエスト・サイド・ストーリー』佐渡裕氏 インタビュー!

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世界で活躍する指揮者、
佐渡裕氏が恩師レナード・バーンスタインの最高傑作、
『ウエスト・サイド・ストーリー』を語る

 

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」が特別なプロダクションで2017年7月12日から東急シアターオーブの5周年記念公演として来日公演を行う。ミュージカルの金字塔と言われる本作品の魅力は、観る人全ての心を揺さぶるストーリーやスピード感溢れる迫力のあるダンスもさることながら、ミュージカルを観たことがない人にとっても馴染み深い名曲の数々を挙げる人が多いのではないだろうか。
音楽家レナード・バーンスタインが作り上げた「ウエスト・サイド・ストーリー」の名曲について、彼の愛弟子でもある世界的指揮者の佐渡裕氏がその魅力について語ってくれた。

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・インタビューしちゃいました!! 2017-05-15 00:00

舞台『東京喰種』新作 松田凌 インタビュ-

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大好きな作品と真摯に向き合っていきたい

 

「喰種(グール)」と呼ばれる人喰い種が蠢く東京、そこで生きる人々と喰種を描いたダーク・ファンタジー『東京喰種トーキョーグール』。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載され、人気を博した石田スイの漫画を原作として2015年に初舞台化、大きな話題となった。そして今年、続編を描くにあたり、とある事故をキッカケに半喰種となってしまった主人公・金木を演じる役者は一般公募され、オーディションで決定した。

松田「多少でも舞台経験がある役者が受けるのはタブーなのではないかという躊躇いもあったのですが、受からなかったら自分より想いの強い人がいたのだと納得出来ると思い、挑みました」

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