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・インタビューしちゃいました!! ・取材してきました! 2015-04-10 19:50

ミュージカル『グッバイ・ガール』紫吹淳&岡田浩暉インタビュー

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紫吹淳&岡田浩暉

息ぴったりの2人が贈るロマンチック・ラブコメディ♪

 

1970年代のニューヨークを舞台に、男運ゼロのシングルマザー・ポーラと、変わり者の売れない役者・エリオットが結ばれるまでをコメディタッチで描いた、心あたたまるロマンチックなラブ・ストーリー、ミュージカル『グッバイ・ガール』。

 

この作品は、宝塚歌劇団で2度に渡り上演された『おかしな二人』や、三谷幸喜の演出で2013年に上演された『ロスト・イン・ヨンカーズ』などでもおなじみのブロードウェイ喜劇の天才 ニール・サイモン脚本による傑作映画のミュージカル版。今回がミュージカル初挑戦となるマキノノゾミの演出により、今夏、東京国際フォーラム ホールCで上演される。

 

日本での上演は、小堺一機&剣幸ペアにより1998年に上演されて以来、実に17年ぶり。今回、主役を演じる紫吹淳と岡田浩暉の取材の様子をお届けする。

 

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取材前、和やかな空気の中行われたスチール撮影を

 

紫吹「楽しいラブコメディが出来上がるんだろうなっていう、やる側もわくわくするような撮影でした!」

 

と笑顔で振り返りつつ、取材がスタート。

 

舞台での共演は2011年・帝国劇場で上演された『風と共に去りぬ』のアシュレとメラニー、2013年・天王洲 銀河劇場で上演された辻仁成 作・演出のリーディングドラマ『その後のふたり』以来となる二人。実は出身地が同じなのだという。

 

岡田「同郷なんですよ。群馬県の大田市まで同じで。そういったこともベースにありつつ、いくつか舞台もご一緒させて頂いていますし。特に僕は紫吹さん大好きなんで。」

 

紫吹「私も大好き(笑)」

 

お互いの印象についてはいかがですか?

 

岡田「宝塚の時は男役をなさってたので、もっとしっかりした感じの女性だと思ってたんです。でも『風と共に去りぬ』のメラニーとか、ほんとに素敵だったんですよ。今までご一緒させて頂いた女優さんの中で一番素敵な女性像だなって。」

 

紫吹「見た目もソフトな感じで、でも実際はどうなのかなー?ってところもあったりして。でも実際ほんとにそのままで、爽やかで、いつまでも群馬の少年の心を持っている、みたいな。なのでいつも『どうしたらそういられるんですか?』って質問責めにしてるんです。そうすると『そのままお返しします』って返ってくるんですけど(笑)」

 

この作品へのご出演の話があった際、まずどんな風に感じられましたか?

 

紫吹「私の場合は、まず、結婚もしてないし、子供も産んでないし、ついにこういう役が来たかと思いました(笑)お母さんの役は結構やってるんですけれど、シングルマザーの役は初めてだなって。ついに来たか、みたいな(笑)」

岡田「僕は、まず大きかったのは、ニール・サイモンであり、紫吹さんであり、マキノさんだったんですよね。映画に関して言えば、彼と自分がシンクロする部分ってのもありますけどね。あとは、どなたと一緒にやれるのかっていうことも凄くありました。」

 

今回の作品で、お互いがこの役を演じるということを認識した上での印象はいかがですか?

 

岡田「僕はもう紫吹さんがされるっていうんで、じゃあ是非っていう気持ちだったんで。紫吹さんは、こう、ふわーっとしてるじゃないですか。でも、ほんとに決めるところをバチッバチッバチッと決めてくる方なんですよ。どんな役をされても外しませんし。」

 

紫吹「そんなことないですよ。」

 

岡田「ほんとに、妖怪から、麗しい女性から、男っぽい女性から、なんでもされる方で。僕たちもこういう風に少し年齢を重ねてきて『グッバイ・ガール』の世界観を実感を持ってやれるっていうのも結構あると思うんですよね。だからもう、是非と。」

 

女の子のお母さんとか、ちょっと新しいですよね。

 

紫吹「結婚したこともないし、子供も産んだこともないですけれど、でもこの役を通してそういう経験が出来て。ちょっとでも女に磨きがかかったらいいですよね(笑)」

 

岡田「いてもおかしくないぐらいの落ち着きもあるじゃないですか。」

 

紫吹「そうですか?(笑)でも子供は好きですね。」

 

岡田「でも世間はね、そうは…。」

 

紫吹「絶対世の中的にはね!私が子供育てたら死んじゃうよ!と思うと思う!犬とかもすんごい好きなんですけど、飼ったらもう結婚できないと思ってるから飼わないんです。ペットショップの前を通らないようにしてるぐらい。」

 

岡田「あ、そうなんだ?だからだぁ。なるほど、よくわかった。」

 

紫吹さんの母性はどんなときに感じますか?

 

紫吹「誰も母性あると思ってないですよ、きっと!」

 

岡田「あんまりそこまではね(笑)特に感じたのは舞台上で、だったんですけれども…」

 

紫吹「メラニーはね?」

 

岡田「でもそれは、やっぱり持ってないと出ないものだから。佇まいもそうだし、受けもそうだし、とにかく芝居全部を通してそれが凄く豊かな母性が伝わってきて。男役の印象があるから、逆にそう感じちゃうのかなとも思ってたんですけど。でも今お話を聞いてると、やっぱりそういう方なんですね。」

 

紫吹「大変でした。みんなとは多分ちょっと違うんですよ。男役をやるのが凄く大変だったので。ぼーっとしないで!ってよく怒られて。みんなもっとピシってしてるじゃないですか。私は『ついて来い!』タイプじゃなくて『つれてって』タイプなので…。」

 

岡田「でも、そういうところがないことはないんですよね。外さないですから。それがやっぱり、トップになられたっていうところなんでしょうけれど。」

 

退団後、女性を演じるようになって、私はこれだったんだと感じた、というようなことはありますか?

 

紫吹「そういう思いはないですけど、男役をやるよりはやっぱり自然ですよね。女なので。ただ。女に関して研究があんまりされてないので。男よりは(笑)。わかんないんですよ、最初、女ってどうやればいいんだろうって! ほんとにそこからのスタートだったので。」

 

シングルマザーという役も滅多にないものですが、どこで研究しましょう?

 

紫吹「知り合いのシングルマザー。ほんとに身近なところで…」

 

岡田「いやでも多分、すぐそういう雰囲気になっちゃうと思う。別にそんなこと勉強しなくても大丈夫だと思う。」

 

紫吹「いやいやいや。」

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売れない役者を岡田さんが演じるということについてはいかがですか?

 

紫吹「全然、売れてますけど、ぴったりだと思います。ミュージシャンだし、ギターも弾けるし、もう、ぴったり。」

 

岡田「映画でしかみてないですけど、なんとなく彼の気持ちは分かりますしね。楽しめたらなと思ってます。」

 

作品全体への印象はいかがですか?

 

岡田「大人なラブストーリーなのか、あるいはその反対で、子供なのか。定義というか、そういったものを超えた恋愛がそこにあるなって気がするんですよね。これをどういう風にラブコメディにしていくのかっていうのは凄く楽しみなんです。紫吹さんの舞台を観に行くと面白いんですよ、紫吹さんのコメディ。僕もコメディがすごく好きで。だからお互いコメディが…嫌いではない?」

 

紫吹「嫌いではない。難しいなとは思うけど。」

 

岡田「でも出来ちゃうんですよね(笑)だから割としっかりとしたラブストーリーがあっていいのかなって気はちょっとしてるんですけどね。」

 

紫吹「私も映画でしか観ていないんですけれども。まず、凄い時代を感じたんですね。どうなっちゃうのかな?って思って。でも、最後見終わった後は、あ~…ってなんともいえないあったかーい気持ちになる。甘甘なラブストーリーではなく、やっぱり大人のラブストーリーというか。ちょっとおしゃれな。そんな感じがお届けできたらなと思いますね。」

 

岡田「なんかね、あの二人ね、大人なんだけど、大人じゃない感じがするんだよな。」

 

紫吹「うん、子供。一番大人なのはルーシー(ポーラの娘)。」

 

岡田「そう!一番素直なのがルーシーなんだよね。ちゃんと大人を見てる。大人ってなんか逆にね、偏ってっちゃう時があるじゃないですか。」

 

紫吹「実際、そうなのかもしれないんですけど、今この歳になると、自分が子供の頃って、46歳ってもっと大人なんだろうって思ってた(笑)そういうことなのかなって。子供のほうがある意味すごく冷静に物事を見ていて、子供時代の方が、より大人というものを見てるのかなって思いますね。そんなところも上手く出せたらなって思います。」

 

岡田「子供がいる人が観たらね、子供に一目置くようになるような感じに。」

 

紫吹「ね、しっかりした子供なので。」

 

岡田「子供ってやっぱね、見てますもんね。」

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今回はこの作品をマキノさんが料理して、お二人のイメージで書かれるということですが。

 

紫吹「私、テレビのイメージで書かれたら大変だ…」

 

テレビとは違うんですか?

 

紫吹「いえ、あれは素です。でも宝塚時代を先に知っている人には、昔はかっこよかったのに今はあんなんなっちゃって…って言われることが多いんですけど、私はこれは何も作っていない素で、昔の方が頑張って作って格好良くなってたので…頑張れば格好良くもなれますけど(笑) 本当は逆なんですけど、イメージなんですよね。やっぱり宝塚っていうと、格好良くて、凛とした、シャキシャキってなんでも出来ちゃうような。そんな方が多い中、大変でした私は…。」

 

去年、宝塚100周年のOG公演を拝見しましたが、すぐにヴァンパイアが降りてきて、でも袖に入ったらスカートをはいて出ていらっしゃって…。

 

紫吹「この格好じゃ喋れない!と思って(笑)ヴァンパイアの格好じゃ(笑)」

 

ヴァンパイアは昔のままだと感じましたが…

 

紫吹「スイッチがね(笑)」

 

岡田「スイッチが沢山あるんですよ!」

 

紫吹「そんなに無いよ(笑)」

 

押したりはしないんですか?

 

岡田「どこにあるかがわかんない。」

 

紫吹「お客様がいて、初めてスイッチが入るんで。自分でもわかんないです。」

 

岡田「そうなの?」

 

紫吹「うん。」

 

岡田「でも、ほんとに、スイッチが入ったのが分かるんです。音が聞こえるんですよ。」

 

紫吹「袖にいても入んないんですよ。」

 

岡田「そう、入んない。ね?出番になるとパチンって入るんですよ。面白いんですよ。」

 

紫吹「面白いと思ってやってたんですか?(笑) 」

 

岡田「うん。」

 

紫吹「結構、袖で、作って作って入る人が多いんですよね。」

 

岡田「僕、どっちかっていうとそっち。」

 

紫吹「私は結構、素です。ほんとに舞台に出る一歩手前まで。お衣装は着てるので、半スイッチぐらいは入ってると思うんですけど、完全なスイッチは、ライトとお客様でパーンて。私が紫吹淳からポーラになる瞬間。」

 

岡田「僕はもう起きた瞬間から入ってたい人。だから苦労するんだよねぇ。違う人になってると罪の意識を感じちゃうんだよね。ちょっとでもいいからそういう風にいたい人。だから周りにいる人は大変だよねぇ。」

 

紫吹「私は男役をやってきたじゃないですか。でも、男じゃないじゃないですか。だからたぶん、最終スイッチは入れられない…あ、でも最初から入れてる人もいましたね、男役(笑)私は、それになれなかったので。」

 

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岡田さんは自分がずっとそういう風になると仰っていましたが、暗い役や悪い役だったりすると、その間中…?

 

岡田「もう疲れるよ…。終わったときの解放感たるや。もうほんっとに大変。長生きしないですね僕は。」

 

今回はラブコメディなのでそれほど私生活には影響がなさそうですね。

 

岡田「今回はいいですね。今回はどんどん乗っていきたいなって。」

 

ちょっと変な人ですよ?って言われちゃったらどうします?

 

岡田「いいじゃないですかー!」

 

いつもと違いますよ?って。

 

岡田「いいんじゃないですかー?(笑)ね、とにかくエネルギー感の高い人なんじゃないかなと思います。なのでそれに乗ってね、この夏を、迷惑をかけない程度にいきたいな、と思ってますけどね。」

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お二人は演じる喜びをどんなところに感じますか?

 

岡田「まず僕の場合は、やっぱり自分を解放しているときなんですよね。その世界で生きてるって時がやっぱり気持ちがいいんでしょうね。そこにいくまでは結構いろんなことがあって、大変だったりするんですけれど。でもスポッと入った時の楽しさ。あとはやっぱり見てくださった方が感動して下さる、ってことだったりとか。あとは僕は、割と作品を選んじゃったりするところもあるんですけれど、いい作品って、お客さんにも残してくれるんですけれど、演じる側にもいろんなものを残してくれるんですよね。面白いもんで、考えすぎなのかもしれないですけど、そのタイミングに、自分にとって必要なエッセンスを持ったものが与えられるんですよね。」

 

紫吹「ね。なぜ今このタイミングにこの役がっていうね。」

 

岡田「そういうことが多いんですよね。なので、次はどんな役がもらえるんだろう、どんな役と出会えるんだろうっていうのもあります。」

 

紫吹さんはいかがですか?

 

紫吹「やっぱり、ライブ感といいますか、お客さまと一体になれる劇場。もちろん、舞台に上がるまでの苦しみとか、もがきはあるんですけれど、上がったら、そこでのライブ感、自分が持っているものをお伝えできる、共感して頂けるっていうことには醍醐味を感じますよね。」

 

岡田「今回、楽しみなんだよね。」

 

紫吹「私もコメディはご一緒にやったことないので、どうなるんだろうって。」

 

岡田「あー、すっごい楽しみ。そこも楽しみだね。」

 

紫吹「本当に、でも一番はマキノさんが映画を私たちあてに書き直して下さっているのが、どう上がってくるのかなっていうのがまず。」

 

ニール・サイモンの脚本が元なので、口達者なやりとりが見ものになるかと思うんですけれど、お二人はとてもゆったりとした印象なので、お二人がわーっていう台詞の応酬をされるのはどうなるんだろうというところもありますね。

 

岡田「意外と逆のほうが面白いんだよね。凄く喋る人の方が逆にゆっくりしゃべると面白いし、うちらみたいなのが、ばーっとやるのも結構面白いと思うんですよ。」

 

今回、17年ぶりの上演となる訳ですが、今の2015年の日本で、こういった大人のロマンチックなコメディをお客様にご覧頂いて、どんな気持ちになって頂きたいですか?

 

岡田「2回観たくなるようなミュージカルにしたいなって思ってるんですよね。まだ台本ももらってないからあれなんですけど、ストーリーも面白いし、本も面白いし、役者さんも演出の方も素晴らしいし。だからとにかく2回観に来てもらえるような公演にしたいなと。何を持って帰ってもらうかっていうのは、常に思ってますね。2回観たいと思って頂くためには、何を持って帰ってもらったらいいのか。そんなことを思ったりしますね。」

 

紫吹さんはいかがですか?

 

紫吹「3回観てもらいたいですね。でもほんとに、3回観たいって思って頂ける程の何か、エネルギーというか、何かお届けできるものっていうのを明確にしたいですね。台本が出来てきてこれからですけれど『この先が観たいよね』とか『この二人どうなっちゃうんだろうね?』とか、いろんな『えっ!もう一回観たい!』って思いがかき立てられるような作品に仕上げたいですね。」

 

☆プレリク抽選先行4/11[土]12:00~14[火]23:59受付☆

  詳細は【チケット情報はこちら】ボタンよりご確認下さい!

 

文・構成/ローチケ演劇部(ミ)