・インタビューしちゃいました!! 2015-01-26 23:35

ブロードウェイミュージカル『メンフィス』篠田プロデューサーインタビュー

ブロードウェイミュージカルと名の付くミュージカルはたくさんありますよね。

実際に海外から招聘する作品もあれば、日本人キャストで上演されるものもあります。

今回は、日本人で日本語で演じるという点にスポットをあてて、ブロードウェイミュージカル「メンフィス」の篠田プロデューサーにお話を伺いました。

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―まずはじめに。海外で上演されている作品を日本人で上演する意義ってどいうったところですか?

篠田「まずは日本人が日本語で演じることの“強さ”があると思います。招聘ミュージカルをご覧になっている全ての方が、その言語を理解しているわけではないはずです。そうするとやはり字幕が頼りになるわけですが、その字幕を見ている間に、いろんな大切なものを見そびれてしまっているところもあると思うんです。」

 

―確かに僕も英語が得意なわけではないので、字幕ばっかり追っちゃってたりします。

そして、「あれ?もっとしゃべってない?」って思うこともあったりして。

篠田「日本語で上演することで、観客である日本の方にダイレクトに届くというのがまず一番大きなポイントだと思います。「メンフィス」のような、メッセージ性を含んでいる作品は特にそうですね。脚本が伝えようとしていることをきちんと伝えるということは大事だと思うんです。この作品の主軸には、黒人と白人の差別問題があり、それはアメリカではまだまだ根強く残っている問題です。」

 

―日本いると、そういうことを意識することはないですよね。

篠田「そうですね。1950年代のアメリカ、メンフィスでは不平等が大前提としてあるんです。こういうと身もふたもないかもしれませんが、この作品の根幹は日本人には理解しづらい作品だと思うんです。それをどこまで掘り下げられるか、且つエンターテイメントとして成り立たせるか、この2つを両立させることが、本作品を日本版で上演する意義だと思っています。」

 

―この作品に携わることになって、注力したところってどういうところですか?

篠田「まずダンスですね。黒人と白人のお話なので、それを日本人がやる時点で真実味はないんですよ。そこを身体表現で越えていきたいと思いました。ですので、振付は黒人の方の天性ともいえるリズム感覚を表現できる方にお願いしたいと思いました。演出家と振付家との関係性も大事にしなくてはいけないので、まずは演出家・振付家をどうするかところから始まりました。」

 

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―今回振付を担当するのは、ジェフリー・ページさん。

篠田「ビヨンセなどのMVでも振付を担当している振付家です。MVだけでなくブロードウェイでも活躍されている方で、個人的にもその仕事を間近で見てみたいと思いました。」

 

―ダンスもそうですが、BON-JOVIのデビットブライアンが手掛けた音楽もこの作品の魅力ですよね。

篠田「小難しい話は置いておいて、音楽とダンスだけでもすごく楽しめる作品なんです。それは非常に強いことだと思っています。そもそも物語が、音楽の力が人種の壁を超えるという話ですので、音楽が本当に素晴らしいということを伝えることができれば、この作品は成立するんです。そういう意味でキャスティングするときに一番考えたのは、楽曲の良さを引き出す力があるかどうか、という点でした。そこにダンスが加われば、素晴らしい作品になると思っていました。

 

―山本さんをはじめ、濱田さん、ジェロさんにJAY’EDさん、吉原さんと“歌”という点では鉄板のキャスティングですね。

篠田「フィナーレは、生きざまというか、音楽に対する熱い想いが溢れる、ソウルフルで盛り上がる曲です。ぐわーっとテンションが上がったまま、お酒でも飲みに行きたくなること請け合いです。普遍的なテーマを扱った“お芝居”という点で楽しむこともできますし、音楽とダンスも盛りだくさんで、純粋なエンターテインメント作品としても楽しめます。ミュージカルが好きな方もそうでない方にも楽しんでいただける作品です。皆さまのご来場を劇場でお待ちしております!」

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「メンフィス」×MODERN Catalan SPANISH “Bikini”

住所:東京都港区赤坂5-3-1-105-1 赤坂サカス内Bizタワー1F

 

【メニュー】

イベリコ豚の生ハム、ピンチョス・タパス8点盛リ合わせ、鮮魚の鉄板焼き ~タップナードソースで~

又は

イベリコ豚の鉄板焼き、魚介のミックスパエリア

 

※東京公演限定です。

※お食事は事前にお電話で店舗までご予約をお願いいたします。

※当日、お食事券をお店にお持ちください。

※先着順のため、予定枚数に達し次第受付終了となります。