・NEWS 2017-02-14 10:50

ミュージカルはここから始まった!ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」

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世界中で再演を重ねている「ウエスト・サイド・ストーリー」。

2018年に生誕100年を迎える音楽家レナード・バーンスタインを記念したワールドツアーが、今夏、東急シアターオーブの5周年記念公演として、特別なプロダクションで日本公演を上演します。

すでに渋谷のシンボルとなっている「渋谷ヒカリエ」の11階にある劇場「東急シアターオーブ」。「日本で最高峰のエンタテイメントの殿堂」として、多くの人に愛され、2017年には5周年を迎えます。
その記念公演として選ばれたのは、この劇場のこけら落としを飾った、あの名作ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」です。
東京を一望する、大都会の天空の劇場。この劇場に、ニューヨーク、マンハッタンを描いたミュージカルが5年ぶりにやってくる!!観る人全ての心を揺さぶる名作は初演から60年を経ても色あせません。またこの作品から生まれた名曲の数々は映画やミュージカルを観たことがない人にとっても馴染み深く、それもまたこの作品の魅力の一つでしょう。

これまでに劇場で観たことがある人も、まだ観たことのない人も、この記念すべき機会にぜひ劇場へ足を運び、本場ブロードウェイのスピード感、ダンス、そして「マリア」「アメリカ」「トゥナイト」をはじめとした名曲・名シーンの数々にご期待ください!

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©nilz-boehme

 

STORY ~観るもの全ての心揺さぶる物語!~

シェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」に着想を得て、敵対するグループの一員と恋に落ちてしまった若者の、悲しい恋を描いた作品です。
舞台は、1950年のニューヨーク、マンハッタンのウエストサイド。
セントラルパークを挟んで、イーストサイドが高級住宅街で、ウエストサイドには多くの移民が住んでいた時代の物語です。
1950年代のニューヨークは、世界中から多くの移民が、夢と富を求めて集まってきた時代でした。
最初はヨーロッパから来た白人の移民、そして、後からはカリブ海諸国からのヒスパニック系移民。
彼らはそれぞれグループを作り、お互いに敵対し合います。
しかし、ヨーロッパ系移民のトニーと、ヒスパニック系移民のマリアは偶然出会い、激しい恋に落ちてしまいます。
許されない愛は、多くの人を巻き込み、悲劇の連鎖を生みます。
シェイクスピアとは違う、この作品ならではのエンディングには、どんなに絶望しても立ち上がる若者の姿が描かれ、観る人に大きな感動を与えます。

 

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©nilz-boehme

 

MUSIC ~誰もが知る名曲揃い!~

ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」からは、数々の名曲が生まれました。
レナード・バーンスタインが生み出したジャズ、クラシック、ポップス、バレエ、すべての音楽の魅力を盛り込んだ名曲の数々は、ミュージカルスターだけでなく、オペラ歌手にも歌い継がれています。
誰もが一度は耳にしたことのある名曲揃い。
その楽曲の数々を聴くだけでも心がワクワクします。

―第1幕―
Prologue(プロローグ)
「Jet Song(ジェット・ソング)」
ジェッツのテーマソング。リーダーのリフが団員に気合を入れるように調子良く独唱した後、団員の威勢の良い合唱が続きます。
「SOMETHING’S COMING(サムシングス・カミング)」
リフの呼びかけにも上の空のジェッツの元リーダーのトニーが「何かがやって来そう」と期待を込めて歌う曲。
「THE DANCE AT THE GYM(ザ・ダンス・アット・ザ・ジム)」
ジェッツとシャークスが揃って、舞踏会ならぬ体育館でのダンスパーティをするシーンの音楽。
「MARIA(マリア)」
マリアのことを思い出しながらトニーが情熱的に歌うドラマティックな楽曲。
「TONIGHT(トゥナイト)」
「ロミオとジュリエット」のバルコニー・シーンに当たる場面で歌われる、数あるミュージカル・ナンバーでも最もよく知られている曲。
「AMERICA(アメリカ)」
シャークスの女性たちが「プエールトーリーコ…」と故郷を懐かしみつつ、アメリカと比較しながら歌うエネルギッシュな曲。
「COOL(クール)」
リフがジェッツの仲間に向かい、「落ち着け」と呼びかける歌。
「ONE HAND,ONE HEART(ワン・ハンド・ワン・ハート)」
花嫁衣裳店で二人だけで結婚式を真似る場面で歌われる曲。
「TONIGHT(トゥナイト)」
第1幕最後の盛り上がりを作るアンサンブル・ナンバー。主要人物5人がそれぞれに「今夜(トゥナイト)」にかける意気込みを同時進行で歌います。
「THE RUMBLE(ランブル)」
両グループが登場し、ついに決闘が始まります。

―第2幕―
「I FEEL PRETTY(アイ・フィール・プリティ)」
恋人トニーが兄ベルナルドを殺したことを知らないマリアがデートの身支度をしながらワルツのリズムに乗って明るく歌う曲。
「SOMEWHERE(サムウェア)」
ミュージカルの山場の一つ。ミュージカル全体のテーマをバレエ・シーンで描く。
「GEE, OFFICER KRUPKE(ジー・オフィサー・クラプキ)」
クラプキー巡査をからかうような歌詞が早口で続き、最後に全員が声を合わせて歌う、おどけたナンバー。
「A BOY LIKE THAT(ア・ボーイ・ライク・ザット)」
恋人ベルナルドを殺されたアニタが「あんな男に」と憎しみを込めて歌い、マリアには、トニーには見切りをつけろ、と歌い、マリアは「それでも愛している」と切々と歌う。
「TAUNTING SCENE(トーンティング)」
アニタが危険を覚悟でトニーの居るドラッグハウスに行く場面。
緊迫感のある場面が続き、トニーに「マリアは死んだ」と伝えられてしまうシーン。
Finale(フィナーレ)

 

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DANCE ~ダンサーの憧れ!スピード&難易度~

ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」が、唯一無二の名作とされる最大の要素は、その独特のダンスシーンの数々です。
どんな一流ダンサーにとっても挑戦しがいのある、非常に高度なテクニックと身体能力を要求するダンスシーンは、まさに圧倒的です。
さらに難易度の高さ+スピードに加え歌唱力まで要求される本作はミュージカルの本場ブロードウェイのダンサーにとって、まさに「憧れ」の作品です。
天才振り付け家、ジェローム・ロビンスの作り上げたダンスシーンは、多くのアーティストやミュージカルに今も影響を与え続けています。

 

【公演情報】

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」
レナード・バーンスタイン生誕100年記念ワールドツアー

日程:2017/7/12(水)~30(日)
会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)
料金(税込):S席¥13,000 A席¥11,000 B席¥9,000

※生演奏・英語上演・日本語字幕あり

原案:ジェローム・ロビンス
脚本:アーサー・ロレンツ
音楽:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーブン・ソンドハイム
オリジナルプロダクション・演出・振付:ジェローム・ロビンス
音楽監督・指揮:ドナルド・ウイング・チャン
演出・振付:ジョーイ・マクニーリー

詳しいチケット情報は下記ボタンにて!