・取材してきました! 2016-07-15 17:51

パルコ・プロデュース「母と惑星について、および自転する女たちの記録」囲み取材レポート

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パルコ劇場“クライマックス・ステージ” シーズン2
現パルコ劇場での最後の新作舞台!
囲み取材レポート&舞台写真が到着

 

 蓬莱竜太と栗山民也が“生きる”意味を問う問題作。志田未来、鈴木杏、田畑智子、斉藤由貴が舞台初共演!今回は7/7(木)に行われた囲み取材にて、この舞台の全出演者、斉藤由貴さん(母親)、田畑智子さん(長女)、鈴木杏さん(次女)、志田未来さん(三女)にお話を聞いてきました!

 

―「初日が間もなくですが、心境はどうですか?」

田畑(長女)「不安な気持ちでいっぱいです。稽古があっというまだったので、明日が初日ということが信じられないです」

斉藤(母親)「逃げ出したい気持ち満載です。稽古期間がやたら短かったので、自分の中でうまく出来るか心配です。私に関しては今回特殊な役なので、ハードルが高かったです。」

志田(三女)「私もあと一か月くらい稽古があればいいのにな、と思っています。テンポが大事な作品なので、足を引っ張らないようにしなきゃと責任を感じています。」

斉藤「本当は一か月以上稽古の時間があったんですけど、それが大幅に減ったんです。本が遅かったから(笑)。」

鈴木(次女)「七夕の短冊にあと一週間くださいって書きたいです(笑)」

斉藤「でも私以外の3人はもう完璧です。立稽古の初日からほぼセリフが完璧に入っていて、台本をもってセットに立ったのは私だけでした。これは言い訳に過ぎないんですけど、連ドラやって、大河(ドラマ)やって、舞台やって、三児の母やって、なんてどう考えても無理がありますよね(笑)。でもこの舞台は絶対やりたい!って思ってしまったので、必死になって取り組んでいます。」

 

―「このお芝居はパルコ劇場最後の新作と伺っているんですが、そこに自分が出ているという誇らしさは女優さんとしてどうですか?」

田畑「このパルコ劇場には10年以上前に一度立たせてもらったんですけど、お客様との一体感をすごく味わえる舞台なので、無くなると聞いて、改めて自分を見つめなおしてこの公演をちゃんとやっていけたらなと思います。」

斉藤「私は(パルコ劇場が)一番好きな劇場です。何年もずーっと来ているんですけど、パルコ劇場でやる作品、自分が出演する作品も、が本当に大好きなんです。大仰じゃないし、大仕掛けというものとは違うかもしれないんですけど、演じるものとして本当に楽しいです。なによりやっぱいいのが、下がデパートってことですよね(笑)。それは冗談ですけど、とても光栄な気持ちでいっぱいです。」

志田「私は今回舞台がまだ2回目なんですけど、前回初めて立たせていただいたのもパルコ劇場で、もう劇場はパルコ劇場しか立ったことがないんです。また自分が初めて舞台を見に行ったのもパルコ劇場で、すごく思い入れのある劇場ですので、最後に立たせていただけるというのは、うれしい気持ちもありつつ、プレッシャーもすごく感じています。」

鈴木「私もすごく大好きな劇場で、もう何回通ったかわからないぐらいで、今回こういう風に最後という機会を頂けたことがなんて運がいいんだろうな、と思うのと同時に、なんていう大役なんだろうと思うと……。なるべく考えすぎないようにしています。そして今舞台上からまだお客様のいない客席を見ると、パルコ劇場の背もたれの部分が、皆さまが座った跡がハート形になっていて、それが舞台上から見えるのがなんとも素敵な光景で。本当にお芝居が好きな人が集まっている劇場なんだなって改めて思います。最後に劇場に足を運んでくださる方にいい時間を過ごしてもらえるように頑張んなくてはと思います。」

 

―「このお芝居の説明を少しだけしていただいてもいいですか?」

斉藤「まず最初に、お母さんは死んでいるというところから始まります。そしてお母さんの遺骨を持って娘たちが旅をするっていうところから、娘と母親のそれぞれの関係性を回想していくという話なんですけど、私の役で言うとすっごく悪いお母さんです。」

 

―「皆さん、この舞台はどなたに見に来てほしいですか?」

志田「姉妹のお話なので、前回の舞台を見に来てくれなかった実の妹に見に来てほしいです笑。」

鈴木「私はやっぱり母が見に来たらどういう感想を持つのかなと思います。母と娘のディープな話なので、どう思うのかなって気になるところではありますね。」

斉藤「子供たちには来てほしいんですけど、うちのマミーはこんなにひどいお母さんだったのかってショック受けると思うんですよね。(笑) 今思ったまじめなことを言うと、パルコ劇場にゆかりのある役者さんや、パルコ劇場のことが好きなお客さんみんなに来てほしいですね。これでおしまいなんだもの。」

田畑「そうですね、私も母親には見てほしいかなって思います。私は子供が3人のお姉ちゃんもいるんで、そういうお姉ちゃんが見たらどう思うのかな、とは思います。」

 

―「では最後に斎藤さん代表して一言お願い致します。」

斉藤「母と惑星について、および自転する女たちの記録、母親と子供という一番濃密な愛をテーマに蓬莱竜太さんが書かれて、栗山民也さんが描かれて、パルコ劇場の最後にふさわしい素晴らしい作品となっていると思いますので是非見に来ていただきたいと思います。」

 

【舞台写真】

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撮影:引地信彦

 

【公演情報】

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「母と惑星について、および自転する女たちの記録」

日程・会場:
2016/7/7[木]~31[日] 東京・PARCO劇場
2016/8/4[木] 仙台電力ホール
2016/8/9[火] 広島・JMSアステールプラザ大ホール
2016/8/13[土]・14[日] 北九州芸術劇場 中劇場
2016/8/16[火] 新潟市民芸術文化会館・劇場
2016/8/20[土]・21[日] 大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

★詳しいチケット情報は下記ボタンにて!