・NEWS ・取材してきました! 2015-10-29 21:22

【稽古場レポート】SET「虹を渡る男たち」

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「虹を渡る男たち」の稽古も中盤に差し掛かる10月中旬、劇団スーパー・エキセントリック・シアターの稽古場にお伺いした。

 

 

2Fの稽古場ではダンスの振付を行っている真っ最中、共有スペースでは歌の自主練や、芝居のセリフ合わせをする劇団員。別の場所では衣裳のフィッティング、階段では小道具・大道具担当者達が演出部と進捗状況や作り物の打ち合わせ、会議室では台本係が変更部分を手直ししているなど、慌ただしくも時にはどこかで笑いが起こり、SETの作品を彷彿とさせるようなエネルギッシュな稽古場。

普段は広々した稽古場だが、今回出演する総勢40名以上の劇団員がひしめき合う熱気溢れる場に。座長の三宅裕司を交えての衣裳のフィッティング&打ち合わせが終了し、「ダンスの確認をお願いします!」というダンスリーダーの声とともに若手に緊張が走る。

劇団の大きな特徴とも言える、“ミュージカル”“アクション”“コメディ”の要素。キレのある“ダンス”もSETの作品の中で大きな見せ場の一つ。今回の出演者の中には、初めて座長にダンスを見てもらう入団一年目の団員もいる。座長が稽古場の中心に座り、音楽がスタート。

女性9名によるアイドルグループ役の歌と踊りが披露される。

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一瞬、間があって座長の「OK!」の言葉。稽古場の雰囲気が一気にゆるみ拍手が起こった。

 

別の稽古場面では、三宅裕司、小倉久寛、野添義弘そして若手によるコメディの要素溢れる一部分の確認。ほんの少しの動きでも色々と見せ方を試し、観客によりわかりやすく、面白さが際立つように試行錯誤をする三宅、小倉、野添。その間にも、若手にベテラン団員が、「もっとこうした方が良い」というアドバイスを時間の許す限り丁寧に教えている。

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下は20代から上は60代まで、幅広い年代の劇団員が一丸となって面白い舞台を作り上げてゆく、その稽古場の雰囲気が、見学しているこちらにも伝わって来る。何回かやり直してもその度に面白さが増し、稽古とはいえ思わず声を出して何度も笑ってしまった。

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今年結成36年目を迎えた劇団SETの“原点”を劇場で体感したい!!

 

 

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