＜第15回＞　根本、ローチケで演劇コラム書いてるってよ。

・連載―根本宗子 2016-03-24 21:01

＜第15回＞　根本、ローチケで演劇コラム書いてるってよ。

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こんにちは。今月は久しぶりに稽古がない根本です。

執筆はあるのですが、書く時間が決まっているわけではないので、なかなかにぐーたら過ごしています。(もちろん仕事はしてます。)
観劇に行ったりもしていて、先日観た岩松さんの「家庭内失踪」がばつぐんに面白くて、やだ！終わらないで！と芝居を観ていて久々に思いました。
23日まで本多劇場で、それから地方公演もたくさんあるみたいなので、是非です。
本当に面白かったです。しか言えないんですが、夫婦演劇の神、岩松さんの真骨頂でした。
そして改装後の本多劇場、とても快適です。

そんな中、3月19日に六本木新世界で行われる(これが出る頃には終わってるね)イベントのための稽古で体中痛い私ですが、そんな話ではなく、六本木の新世界が閉館になるんですよ。
閉館前に是非と呼んでいただいたイベントで、閉館という節目に名前を出していただけることがとても光栄でした。19日が最後ではないのですが閉館前の期間として選んでいただけてありがたい限り。
新世界はライブはもちろん、演劇やトークいろんなイベントが行われていたライブハウスで、場所柄すげー都会のライブハウス！みたいなイメージ持つ方多いと思うんですが、全然ちがくて、六本木からちょっと西麻布方面へ行ったところという立地なのに地下に入るとすごくいい感じのアングラ感と言いますか、ちょいおしゃれアットホームな空間が広がっているんです。
演劇人にも優しいというか、ミュージシャンの方とかと交流も持てるし、そういうライブハウスって多くはないので、新世界なくなっちゃうのは個人的に寂しいです。
近年劇場やライブハウスがどんどん閉館していて、このままで大丈夫なのか？とちょっと不安になりますよね。
私は演劇をはじめて8年目になるんですが、ここでやりたい！と思っている劇場たくさんあるので、なんとかなくなる前に間に合いたい！という一心で芝居をしている部分があります。
やはり面白い芝居をたくさん観た劇場にはそれなりの思い出があり、自分もその仲間入りしたいのです。

大好きな大森靖子さんが、昨年中野サンプラザのライブで、
「いろんなことに間に合っていきたい。」
と言っていたのがすごく心に残っていて。
良い言葉ですよね。自分の中では間に合わないと意味ないことがたくさんあるから、それを1つ1つ間に合わせたいと私も思います。
やりたい劇場、やりたいこと今年もひとつずつ叶えていこうと思いながら、次は、昨年と変わらぬ場所、変わらぬメンバーとの「忍者、女子高生（仮）」です！
是非、観にいらしてくださーい！

あ、写真は先日マイメロディ展にて、マイメロちゃんのグリーティングにぎりぎり間に合った私です。

根本宗子

Profile

根本宗子 ネモト・シュウコ

’09年に映画や演劇、俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」を卒業。

同年に劇団「月刊『根本宗子』」を旗揚げする。

これまで上演されたすべての舞台の作・演出を手がけるなど、

今、最も注目を集める作家のひとりとして活動を展開している。

－今後の活動－

【舞台】

●月刊「根本宗子」第12号
『忍者、女子高生（仮）』
2016年4/23(土)～5/1(日) 下北沢ザ・スズナリ
詳細は以下、公演情報をご確認ください。

【その他】
●テストするモノ批評誌「ＭＯＮＯＱＬＯ」
「根本宗子の小劇場から這い上がるコラム～岸田戯曲賞への道～」毎月連載中
毎月19日発売
http://www.shinyusha.co.jp/~top/01mono/monoqlo.htm