・取材してきました! 2015-02-18 12:55

ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT 』featuring SPAM®囲み取材レポート

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2012年、話題が話題を呼び大爆笑の中幕を閉じた、ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』。

2月16日(月)、待望の再演が幕を開けた。そして、開幕に先駆け、囲み取材と公開ゲネプロが行われた。

 

同ミュージカルは、イギリスの代表的なコメディ・グループ“モンティ・パイソン”の映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』をブロードウェイミュージカル化した作品だ。本作は、アーサー王が、騎士団と共に聖杯を求めて旅をする様子が面白可笑しく描かれた、傑作ギャグミュージカルである。

 

囲み取材では、ユースケ・サンタマリア、平野綾、ムロツヨシ、松下優也、貴水博之、マギー、皆川猿時、池田成志、演出家の福田雄一が登壇。ボケ続けるユースケに対し、マギーや他のメンバーが、時にツッコミ、時に受け流しながら笑い溢れる和やかな雰囲気で進行した。

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・インタビューしちゃいました!! 2015-02-17 11:41

サンプル『蒲団と達磨』岩松了×松井周

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セックスの話という側面もあるけど、セックスのことを書いたつもりはない。(岩松)

いろんな方向から矢印を向けられて動けなくなる、これは受け身の人の受難の話。(松井)

 

松了が劇団東京乾電池に在籍していた1988年に発表し、翌年の岸田國士戯曲賞を受賞した『蒲団と達磨』。現在も日本の演劇の通奏低音として続く“静かな演劇”の、表舞台へのデビュー作と言ってもいい記念碑的な作品だ。これをサンプルの松井周が演出する。劇作を始めた大学時代、岩松に多大な影響を受けたという松井が、劇団の創作やさまざまな外部との仕事を経て挑む原点との対峙。27年ぶりの上演を待つ岩松と、稽古を通して改めて戯曲の力を感じているという松井の対談が実現した。

 

【あらすじ】ひとり娘の披露宴を終え、自宅に戻ってきた夫婦(古舘寛治、安藤真理)。妻は夫よりかなり若い再婚相手で、娘とは血がつながっていない。宴のあとの興奮か、夫の妹(辻美奈子)、妻の弟夫妻(奥田洋平、野津あおい)、家政婦(田中美希惠)とその恋人(松澤匠)などが次々と、落ち着きなくふたりの寝室にやって来る。だがその前に妻は、近所にアパートを借りてひとりで暮らしたいと夫に申し出ていた。その理由とは──。

 

── まず松井さん、岩松さんの戯曲を演出する企画で『蒲団と達磨』を選んだ理由から教えてください。

松井 大学時代に1番読みふけっていた劇作家が岩松さんだったんです。もともと学校の図書館で読んではいたんですけど、所属していた劇研みたいな団体の先輩が岩松さんの舞台に出ていて、それを観て衝撃を受けたんです。そこからますますのめり込んで読むようになって……。実は、生まれて初めてひとりで書き上げた戯曲が、思いっきり岩松さんの文体を真似たものでした。

岩松 へぇ、そうだったの(笑)。
松井 安易ですよね(笑)。あまりうまく行きませんでしたけど。 続きを読む


・インタビューしちゃいました!! 2015-02-15 10:30

『正しい教室』 井上芳雄 インタビュー

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同窓会で次々に暴かれる過去の罪

蓬莱×井上が挑むストレートプレイ

 

 日本ミュージカル界の“プリンス・オブ・プリンス”として名を馳せる井上芳雄だが、3~4月に出演する「正しい教室」はストレートプレイ。井上たっての希望により、作・演出は井上と同世代の蓬莱竜太(モダンスイマーズ)が手がける。

井上「蓬莱さんとは同じパルコ劇場の“TRIANGLE”シリーズ(蓬莱脚本、井上主演の3人ミュージカルで、過去2作上演)の脚本を書いてもらったんですけど、あれは僕のフィールドに近いものだったので、今度はがっつりとセリフだけでつづる蓬莱さんの世界を、そしてできれば演出もしてもらいたいと思ったんです。蓬莱さんの作品はどんな話を書いてもどこかまなざしが温かいというか、つらい結末でも何かしらの希望があるという意味では、尊敬する井上ひさし先生と決して遠くないなと感じます。ただ井上先生が舞台にしていた時代と違って、今自分たちが生きてる時代は白黒つけづらく、何が正しくて何が間違ってるって言いにくい。蓬莱さんも良い悪いをはっきり言いたくないけれども、とにかく考えつづけていかなきゃいけないという姿勢で書いているように感じて。諦めないという意味ではまだそこに希望があると思うし、そういうところがすごく好きなのかな」

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・インタビューしちゃいました!! 2015-02-14 10:30

『サンセット大通り』 安蘭けい インタビュー

Copyright:reiji_marcelo

ロイド=ウェバーの美しい旋律で紡ぐ

元大女優の愛憎、そして悲哀

 

 2012に日本初演された「サンセット大通り」が、3年の時を経て再演されることになった。キャスティングの難しさやセットの壮大さゆえ、長い間、日本での上演は難しいとされた同作品。だが、主演として舞台を引っ張り、そのカリスマ性を余すことなく発揮していたのが、本公演での続投も決まった安蘭けいだった。当の本人も再演を心待ちにしていたようで……。

安蘭「再演したいという思いがあり、思いつづければかなうとも信じてきたので、再演が決まったときは『きたーっ!』と(笑)。振り返ると私、昨年の『アリス・イン・ワンダーランド』まで、再演の経験がほとんどなかったんです。でも『アリス~』では、(『サンセット~』と同じ演出の鈴木)裕美さんも、『初演で手が届かなかった部分があるぶん、再演の方が実は面白いんだよ』とおっしゃっていた。私自身もそれを実感したので、今は楽しみしかありません!」

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・取材してきました! 2015-02-13 19:24

舞台『マクベス』制作発表レポート

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佐々木蔵之介が100分間しゃべりっぱなしの日本初”一人マクベス”に挑む!

7月12日(日)より、渋谷・パルコ劇場にて上演される舞台、PARCO presents『MACBETH』の制作発表会見が行われ、主演の佐々木蔵之介と、日本版の演出を担うアンドリュー・ゴールドバーグが出席した。

シェイクスピア作品群の中でも、最も有名な心理劇『マクベス』。精神病棟の隔離患者が『マクベス』の登場人物達にかわるがわる取り憑かれたように言葉を語り出す。1人で20人もの役柄を演じることに対し、佐々木は「びびっています。いつでも逃げる準備はできている。」と弱音を吐いた。精神的にも大変な挑戦となるであろう今作。なぜオファーを受けたのかという質問に対し、「今まで一人舞台のオファーが来ても絶対断っていた。やると言ったかな…。」と渋い声を漏らす一面も。

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・取材してきました! ・観劇してきました! 2015-02-13 17:34

舞台版『心霊探偵八雲 祈りの柩』ゲネプロレポート

あの感動から1年半。いよいよ開幕を迎えた舞台版『心霊探偵八雲 祈りの柩』。

開幕に先駆け、2/11(水・祝)公開ゲネプロが行われた。

舞台版『心霊探偵八雲 祈りの柩』③

 

主人公の斉藤八雲は生まれついての赤い左眼で死者の魂を見ることができる大学生。その能力と推理力で難事件を解決する八雲の活躍を描いた人気シリーズ「心霊探偵八雲」。

 

シリーズ累計400万部を突破する大人気小説の完全舞台化。
今回も、原作者の神永学が舞台のためにオリジナルストーリーを書き下ろした。

 

前作に引き続き主人公、斉藤八雲役を演じるのは、舞台以外にもドラマや映画などで幅広く活躍する久保田秀敏。

舞台版『心霊探偵八雲 祈りの柩』①

久保田が演じる八雲は、口が悪くひねくれ者。過去の経験から周囲の人間と距離をおいている。しかし、頼みごとをされると、文句を言いながらも決して断らない、そんな優しい一面も持っている。本作でも、心霊現象の相談に訪れた宇都木に対して、冷たい態度をとりながらも、放っておくことができず、協力を承諾し調査をスタートさせる。

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・インタビューしちゃいました!! 2015-02-13 10:30

ミュージカル『エリザベート』 田代万里生 インタビュー

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豪華な新キャストを迎えて

名作ミュージカルが新たな歴史を刻む

 

 19世紀末、ハプスブルク帝国最後の皇后エリザベートと、黄泉の帝王トートとの愛を描いた「エリザベート」。「この作品を観てミュージカルにハマった」というファンも多いメガヒット作が、東宝版初演15周年を迎える今年、装いも新たに上演される。注目は一新されたキャスト。若手実力派が顔を揃えるなか、2010年に皇太子ルドルフを演じた田代万里生が、今回はその父、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ役に挑む。

田代「実は以前、演出の小池修一郎先生に『いつか万里生のフランツが観たい』と言われていたんです。でも、当時の僕はまだ20代。演じたい気持ちはあっても、もっと先だと思っていました。正直、31歳でやれることになって驚いていますが、今の自分がいちばん想像のつかない役だからこそ、すごく面白そうだなと感じています。声の音域も、これまで演じてきた方はバリトン系で僕はテノール。自分のようなタイプがやっていない役でもある。同世代が多いカンパニーのなかで、たくさん刺激を受けながら、新たなフランツを生み出せたらと思っています」

 

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・インタビューしちゃいました!! 2015-02-13 10:30

『メサイア-翡翠ノ章-』 松田 凌 インタビュー

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躍動する男たちの熱く切ない物語

“メサイア”が帰って来る!

 

 華も実もある若手男優として知られ、発表されているだけでも今年3本の主演舞台が決まっている松田 凌。そのうちの1本で5月開幕の「メサイア-翡翠ノ章-」は、2013年の舞台一作目「メサイア-銅ノ章-」より彼がほぼ全作出演を続けるシリーズの最新作。2/20[金]からはドラマ「メサイア-影青ノ章-」(TOKYO MX2)がスタートし、シリーズのますますの盛り上がりが予想されるなか、待望のニュースが松田のもとに! 1作目から松田演じる海棠鋭利の絶対的パートナー(=メサイア)・御津見 珀を演じるも芸能活動を休止していた小野健斗が、この舞台で復帰するという知らせだ。

松田「スケジュールの都合でどうしてもキャスト変更しなきゃいけないこともありますが、これに関しては健斗くんが戻ってくる可能性がないなら僕もやれないなと思っていました。海棠鋭利を演じるのが松田 凌であれば、御津見 珀を演じるのは小野健斗でなければならないという関係性であったと信じているし、観てくださった方にとってもそうあればいいなと思っていて。ほかの作品や役だったら違うんですけど、別の人では妥協できないものを作ってしまったんです」

 

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・取材してきました! 2015-02-12 23:28

舞台『ORANGE』絶賛上演中!コメントアップしました。

阪神淡路大震災から20年という節目の今年、舞台「ORANGE」が絶賛上演中です。
大阪、東京公演は大好評の内に終了。この後、名古屋・高松・新潟・郡山・仙台・秋田・札幌と上演は続きます。
作・演出の宇田学さん、3度目の主演となるTEAM NACS音尾琢真さん、初出演となる木村祐一さん、荒木宏文さんのコメントをお届けします。
(アップが遅くなってすみませんでした!)

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左から、宇田さん、木村さん、音尾さん、荒木さん。上演後まもなく駆けつけてくれました。

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・取材してきました! 2015-02-12 19:11

劇団プレステージ第9回本公演「WORLD’S ENDのGIRLFRIEND」稽古場レポート!

いよいよ28()よりCBGKシブゲキ!!にて幕をあけた劇団プレステージ第9回本公演「WORLD’S ENDGIRLFRIEND」。

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もうすでに舞台をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、今作は劇団初のラブファンタジーです。

公演が発表された際のインタビューでは大村、風間、高橋、そして今井、平埜が“自分たちのイメージする第9回本公演”に対する思いを熱く語ってくれました。その時には脚本もなく、もちろんオーディション前でしたから自分がメインキャストになるかどうかもわからない状況でしたが、今井隆文は別の舞台と重なりオーディションに参加しないことになったり、メインキャストに新しいメンバーが抜擢されたり。準備段階からサプライズがあるのも“劇団プレステージならでは”なのです。

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稽古場で大村が言っていました。
「“劇団プレステージに新しい風を入れたい。”今作はそういう大きな狙いもあるんです。しっかりとお芝居を届ける作品になると思いますよ。」

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