・取材してきました! ・観劇してきました! 2015-03-08 17:41

『ウィズ~オズの魔法使い~』囲み取材&ゲネプロレポート

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宮本亜門が、普遍的なテーマを力強く歌うこの傑作ミュージカルを、震災後の日本で是非上演したいと願い、2012年秋に実現した。現代日本のポップカルチャーを牽引する、トップクリエーターたちをスタッフに起用。また、ヒロインはAKBグループから「ガチ」オーディションにて選出。そして個性と魅力あふれる実力派キャスト陣と超一流のダンサーたちを揃え上演され大きな反響を呼んだ。

 

そして、2015年春、再びあの傑作ミュージカルが幕を開ける!

 

3/7(土)の開幕に先駆け、囲み取材と公開ゲネプロが行われた。

囲み取材では、翻訳・演出を手掛ける宮本亜門、「ガチ」オーディションにて期せずしてダブルキャストとなった梅田彩佳[NMB48]・田野優花[AKB48]、そしてウィズを演じる陣内孝則が登壇した。

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・取材してきました! ・観劇してきました! 2015-03-05 18:57

M&Oplaysプロデュース『結びの庭』 ゲネプロレポート

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撮影・柴田和彦

 

前作「水の戯れ」で夫婦間の不安定な愛情を緻密に描写した岩松了が、新作でも再び夫婦を題材に筆を執った。夫に宮藤官九郎、妻に麻生久美子という初の本格共演の2人を配したM&O playsプロデュース「結びの庭」が、5日夜に東京・本多劇場で幕を開ける。ほかに安藤玉恵、太賀、そして岩松によるこのサスペンスチックな5人芝居の、初日前日に行われたゲネプロの様子をレポートする。 続きを読む


・取材してきました! ・観劇してきました! 2015-02-28 16:38

カタルシツ『地下室の手記』公演レポート

カタルシツ『地下室の手記』(撮影 宮川舞子)カタルシツ『地下室の手記』(撮影 宮川舞子)

 

プロデュース公演などでの活躍もめざましい、劇団イキウメを主宰する劇作家・前川知大。

 

彼が劇団公演からはみ出たものに取り組む場、それが別ユニット「カタルシツ」だ。

 

カタルシツが今回取り上げる作品は、「地下室の手記」。初演(2013年)の二人芝居を、今回はイキウメの劇団員・安井順平の一人芝居として新たに挑んだ。

 

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・取材してきました! ・観劇してきました! 2015-02-20 22:40

ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT 』featuring SPAM®ゲネプロレポート

SPAMALOT20150216舞台写真1

2012年、話題が話題を呼び大爆笑の中幕を閉じた、ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」。

2月16日(月)、待望の再演が幕を開けた。そして、開幕に先駆け、公開ゲネプロが行われた。

 

物語は、軽快な演奏と、歴史学者を演じるムロの独特の語りで幕を開ける。

歴史学者が時代背景を説明する中で、「イングランド」という地名を出すが、アンサンブルキャストがこれを「フィンランド」と聞き間違え始まるフィンランドの歌(「魚たたきの歌」)。始まりから1曲まるごとボケに使うというなかなか贅沢な演出である。そして、劇中全ての歌詞に散りばめられた細かいナンセンスギャグは必聴だ。

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・取材してきました! ・観劇してきました! 2015-02-20 11:52

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学 (せいがく)vs不動峰 ゲネプロレポート

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通算公演数1200回以上、11年間の累計動員数は間もなく200万人。多くの方に愛される作品へと成長したミュージカル『テニスの王子様』が、新たな挑戦、3rdシーズンをスタートさせる。

 

開幕に先駆け、2/13(金)公開ゲネプロと囲み取材が行われた。

 

≪公開ゲネプロ≫

暗闇の中、弾むボール、軽快なラリー、観客の声援、それらの音が会場を包んでいく。いよいよ、新たなシーズンが幕を開ける。

前シーズン、小越勇輝をはじめとするキャスト達が作り上げたミュージカル『テニスの王子様』のイメージを打ち砕くことは容易なことではないだろう。しかし、ステージに登場した、個性豊かな新キャストたちの表情は力強く、新たな挑戦への決意か感じられた。2ヶ月前、お披露目イベントで初々しさを見せていた彼らとはまるで別人のような表情だ。

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・取材してきました! ・観劇してきました! 2015-02-13 17:34

舞台版『心霊探偵八雲 祈りの柩』ゲネプロレポート

あの感動から1年半。いよいよ開幕を迎えた舞台版『心霊探偵八雲 祈りの柩』。

開幕に先駆け、2/11(水・祝)公開ゲネプロが行われた。

舞台版『心霊探偵八雲 祈りの柩』③

 

主人公の斉藤八雲は生まれついての赤い左眼で死者の魂を見ることができる大学生。その能力と推理力で難事件を解決する八雲の活躍を描いた人気シリーズ「心霊探偵八雲」。

 

シリーズ累計400万部を突破する大人気小説の完全舞台化。
今回も、原作者の神永学が舞台のためにオリジナルストーリーを書き下ろした。

 

前作に引き続き主人公、斉藤八雲役を演じるのは、舞台以外にもドラマや映画などで幅広く活躍する久保田秀敏。

舞台版『心霊探偵八雲 祈りの柩』①

久保田が演じる八雲は、口が悪くひねくれ者。過去の経験から周囲の人間と距離をおいている。しかし、頼みごとをされると、文句を言いながらも決して断らない、そんな優しい一面も持っている。本作でも、心霊現象の相談に訪れた宇都木に対して、冷たい態度をとりながらも、放っておくことができず、協力を承諾し調査をスタートさせる。

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・観劇してきました! 2015-01-13 22:50

劇団鹿殺し 復活公演『ランドスライドワールド』

ランドスライドワールド舞台写真1
菜月チョビ海外留学のために劇団が「充電」すると聞いてからもう1年、いや正確には1年以上経ったなんて、時の流れは早すぎる!…という驚きからの、昨夜、下北沢・本多劇場。

充電前公演には残念ながら行くことができず、最後に観た劇団公演は2013年春の『BONE SONGS』だから約2年ぶりだったけれども、充電期間は小休止ではなくほんとうに「充電」で、貯め込まれたエネルギーがいまここであふれ出ているんだなと感じる熱量に満ちていた。おなじみの楽隊がかき鳴らすメロディーが、なんともうれしい(楽隊のなかでも、ブラスバンドで使ういわゆる「大太鼓」が出てくるとああ鹿殺し公演に来てるな!っと感じるのは私だけだろうか?)。

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・観劇してきました! 2015-01-13 20:42

『スタンド・バイ・ユー~家庭内再婚~』ゲネプロ観劇レポート

シアタークリエにて1月12日から開幕した『スタンド・バイ・ユー~家庭内再婚~』。

12日、開幕前にゲネプロが行われました!

IMG_0939

 

別荘にて休暇を過ごすことになった2組の夫婦バトルを描く大人のコメディ。以前お邪魔した稽古(ローチケ演劇宣言!稽古場レポート参照!)から、どのように進化しているのか楽しみにしながら観劇しました。アドリブもさらにパワーアップしていて、笑いポイント満載になっておりました!大爆笑というよりは、思わず「ふふふ(笑)」と声が漏れてしまうような場面が沢山あります。

舞台初挑戦のミムラさんの役ハルカは強烈な個性を持っており、演技も大迫力で舞台初挑戦とは全く思えません。戸次さんと真飛さんは表情が非常に多彩で、顔だけに注目していても良いのではというくらい表現力豊か。勝村さんは靴が脱げてしまうアクシデントも笑いに変えており、流石。そして個人的に注目していただきたいのが、出番でない時に舞台上手に座っているモト冬樹さん!細やかな演出をシュールに行っているのです・・・それを見ているだけで笑えてしまいます!音楽も生演奏のジャズが流れ、非常に心地よい気分にもなれます。また、本作品のテーマである「結婚」「夫婦」についても考えさせられ・・・なんだか結婚したくなりました(筆者独身)。フフっと笑えてじわ~と考えさせる、そんな舞台に仕上がっております!皆様も是非会場に足を運んでみてください!

文・ローチケ演劇部(か)

★★同日に行われた初日会見はコチラ!★★

以下、舞台写真を掲載します♪

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・観劇してきました! 2014-12-25 21:01

『キレイ―神様と待ち合わせした女―』

シアターコクーン・オンレパートリー2014+大人計画
『キレイ―神様と待ち合わせした女―』 @シアターコクーン

キレイ観劇

のっけから終演後の話。
3時間半の公演を終えた熱気むんむんの劇場を一歩出て、外気の冷たさにひぇっとなったわたしのそばを、30代後半くらいの男女が歩いていった。男性は、パートナーとおぼしき女性にむかって興奮気味に「おれ、これの前回の公演を観てさー…」と話しながら楽しそうな笑顔。
今回が初見のわたしはその姿を見て、ああ、年月を経て再演するってこういうことか、再演されるような作品を続けて観られるなんてうらやましいな、としみじみ思った。
歳を取るというとマイナスイメージが先立つけれど、歳を取らなきゃできないことには価値がある。わたしのような若造には絶対に追いつけない価値が。

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・観劇してきました! 2014-12-19 04:07

チェルフィッチュ『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』

 

チェルフィッチュ『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』の感想いいまーす。

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あの、先日、チェルフィッチュの『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』観たんですよ。これ、タイトルはアイスクリームの名前で、舞台はコンビニなんですね。日本の現代社会を象徴する場所。コンビニ。これが、なんかすごい面白くって。何が面白いかって、「うわーいるいる、こういう人」のオンパレードなんですよ。ほら、俺たちって、日本人じゃないですか。とか言っても、「日本人はこうあるべき」とか意識しながら生きてるわけじゃないし。でも、気づかぬうちに“ザ・日本人”みたいになっちゃってるんだよね。それを何だか、まざまざと見せつけられたって言うか、うわー俺も傍から見たら?海外の人から見たら?こんなんなんかなーって。 続きを読む


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